CDを買ったのは今月の初めごろ、写真のログを見たら12月7日(水曜日)だったらしい。下のショパン2枚はその週の土曜日、10日だ。
つい3週間ほど前のことだが、その頃がはるか昔のことのようにも思える・・。
なにかの拍子に人生がくるっと変わってしまうことがある。悪い癖かもしれないが、つい後ろを振り返って、日ごとに区分されたフォトビュアーをさかのぼってみる。
はじめは今年一年間、ついで昨年、一昨年の今頃、とさかのぼっていく。
ついこないだまで、いろいろあったにせよ、呑気に暮らしていたものだが。。
写真を見るとつい、この頃はよかったな、みたいに思いたくなる・。そら、そんなことを想っても仕方ないわな。思わず苦笑する。
今日は午前中は家族の世話、午後はあちこちで荷物を取りに行ったりする。昨日の荒天から一転、冬らしい青空となる。
朝から風がとても冷たい。
家に戻る途中、本屋に寄って何か買おうと思ったが(今読んでいる本がもうすぐ終わりそうなので。チェイン・リーダーなので読むものがなくなると不安になる)、さんざん歩き回っても読みたい本が見つからない。あきらめて店を出る。
というような年末を過ごしておりますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
まあ、そんな話はともかく、バッハの話に。
フランス組曲の、特に第5番が昔から好きなのですが、シフのこの演奏はモダンピアノを使い、とても軽快な感じのする演奏です。やや装飾が強調されている感じもします。この曲に関してはお気に入りの演奏というのがなくて、力強い感じのヴァルヒャ、優しい感じのジャレット(ジャズのキース・ジャレット)、モダンな演奏のグールドと、それぞれに持ち味があります。
続いてショパンの定番、ポリーニのエチュードです。
エチュードはそれほど頻繁に聞くことはないのですが、たしかにこの演奏は聴いていて気持ちがすっきりしますなあ。
(う~ん、ない頭絞って演奏のこと考えていると、少し浮世を離れることができそうだぞ・・。)
こちらは前奏曲、前にも書きましたが、ポリーニは昔はちょっと敬遠していたので、こうした定番演奏のCDを聞くのは今回が初めてです(ただし、ポロネーズやスケルツォは前から持ってましたが)。2011年の新盤にも興味があったのですが、今回はエチュードと同時期の演奏を、と思いこちらを選びました。
ポロネーズや、大好きなマズルカと比べるとついBGM的に聞いてしまうところがありますね・。改めて聞いてみると、テクニックのキレが印象に残ります。
別に茶化すために音楽以外の話題を書くつもりではありませんが、そういえばホンダがプレリュードというパーソナルクーペを出して、一世を風靡していたころ、マツダがファミリアをベースにしたエチュードというスペシャルティカーを登場させたことがありましたね。ホンダの車名は一時期音楽に関係した名称で統一していた時期があって(アコード、バラード、クイント、海外名だけどジャズ、やや後になってコンチェルト)、プレリュードもその一つですが、マツダにはそういう背景がないので(ファミリア、カペラ、サバンナ・・)、唐突な感じもします。というか、30年たった今頃気が付いたのだけど、これってプレリュードのパロディみたいな車名じゃないか、と。 3輪オートはトリオとか、ロータリーエンジンのロンドとか、あったのならまあ、納得できますが。。
プレリュードは「ボレロ」、エチュードは何だったかな、どちらもショパンの曲はCMでは使われてませんでしたね。