うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

手紙、生きがい、ルームライト

2018年12月20日 | 音楽

手紙 由紀さおり 1970年

この疾走感あふれる曲は、やはり車を走らせながら聞きたい。カーラジオのAM放送で聞くのがいい。グローブボックスとドアトリムのところが鉄板で車体同色の、C10スカイライン・バンとか(実際のC10バンがそういうトリムレベルだったかは知らない)で、三角窓を倒しながら、埃っぽい街道を(また・・)疾る。。日が傾いてくれば車の形をした影が、街路樹や歩道や道端の草の形にあわせて流れていく。。

今の自分の感覚で聞くと、歌詞の「二人で育てた小鳥を逃がし・・」がどうも引っかかる。だめでしょ、ネコやカラスにやられちゃうじゃない。。「何が悪いのか、今もわからない・・」。まあ、その点は同感ですねえ。。

生きがい 由紀さおり 1971年

たしかこれを野宮真貴さんが「渋谷系」っぽいとして紹介していたような気がしたが、もしかしたら勘違いかもしれない。昭和40年代前半、都心のモダンなマンションとかを連想する。とてもおしゃれな感じなのだが、一応ちゃんと畳の部屋もあったりして、部屋の隅にはガスストーブ用の元栓があったりする。。

この曲は実際に車の中で聞いたことがある。親戚の運転する、マーク2のバン(初代)で、色は紺色だった。たぶん、8トラのカセットで、由紀さおりのベスト盤みたいなテープがいつもかかっていた。この曲と「夜明けのスキャット」は繰り返し聞いたような気がする。

この紺色のマーク2バンは、後に交差点で側面衝突事故に遭い、大破してしまう。家の車はコロナ(RT40アローライン)だったので、マーク2は大きくて立派に見えたものだ。

ルームライト 由紀さおり 1973年

この曲は吉田拓郎さんの作曲なんですね。拓郎さんはずいぶん後になって「真夜中のタクシー」という曲を作っていますが、タクシーにある種の情緒を感じておられるのでしょうか。

時代的には二重顎のクラウンとかがタクシーにつかわれていたころを連想します。結構好きだったけどな、あのクラウン。かたちは変われどタクシーといえばクラウンセダンでしたが、その伝統もジャパン・タクシーにとって代わられつつあります。街の風景も変わっていくのでしょうね。


今年もあと10日あまりなんて、信じられない気がしますね。。いよいよ押し詰まってきました。。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする