うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

ラ・フォル・ジュルネ2024

2024年05月03日 | 音楽
今年も今日から始まりました。

今年は今日だけ聴くことに。3月から予約開始しているので早くとればよかったのですが、また遅くなってしまい・。
Aホールは5千人ぐらい入るそうですが、S席でも結構舞台から遠くなると音量や視覚的に厳しくなります。

最初に聴いたのはオールラヴェルプログラムで「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「ピアノ協奏曲(ピアノ:萩原麻未)」、「ボレロ」。
オケは神奈川フィル、指揮齋藤友香里。

45分のプログラムですが、そうは収まらないだろうと想像がつきます。
レコードならなんとか入るかもしれないけど、コンサートはオケが入場して音合わせして、指揮者が出てきてとかやっているうちに軽く数分はかかりますから。

案の定、20分ぐらい足が出てました。リスナーとしてはお得ですけど。

齋藤さんは端正な指揮ぶりで好感が持てました。ボレロは見通しのよい演奏で、過度にドライブした感じにならない所が良かったです。
屋台も出て盛り上がる中庭。
ここで買うのはいいんだけど、座って食べるところがないのでいつも敬遠してます。ただ今年はちょっとスペースあったかも。

無料演奏もあるし、お客さんもたくさん入っているけど、全体に演目がコンパクトになっていますね。
海外からの演奏家が少し減っているようです。


もうひとつはワグナーの「マイスタージンガー」前奏曲とチャイコのピアノ協奏曲です。




指揮者とオケは同じ齋藤友香里、神奈川フィル。
ソリストは亀井聖矢くんです(上記)。

この演奏はすごかった。
亀井君はほとんど中腰で演奏に没入し、超絶技巧を聴かせてくれました。

チャイコのPCってそんなに普段は聞かないんですけど、やはりとても華がある(冒頭の「パポパポ・ドン!・・とん・ちゃん・ちゃん」はとにかく派手)ので、コンサートで聞くといいですね。。

アンコールでラ・カンパネラを弾いてくれました。
とても派手なアクションで思い切り暴れてくれましたが、他方緩徐楽章やソロの弱音がとてもきれいで、こちらも印象に残りました。

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