冷蔵庫の野菜入れのなかを、全部きれいにしたくなって、煮たり炒めたりしているうちに、こんなおかずになっちゃいました。
こうして見ると、なんだか一膳めしやさんのカウンターに並んでるセルフサービスのおかずっぽいですね。
京都人っぽい暮らしをしている、cincoの姉のひとりにいわせると、こんな「実ぃ」のない食事は旦那にお膳をひっくり返されても文句をいえないんだそうです。
京都人っぽい暮らしをしている、cincoの姉のひとりにいわせると、こんな「実ぃ」のない食事は旦那にお膳をひっくり返されても文句をいえないんだそうです。
「実ぃ」というのは、いわば主菜のこと。
つまりお刺身 ( 京風には"おつくり"ね ) とか、焼き魚とか、鱧のおとしといった、はなのあるひと皿のことなんですね。
いいんだ。
いいんだ。
うちではそんなことさせないし、第一、うちのダイニングは大人数用のロングテーブルだからそう簡単にひっくりかえせないぞ。
というわけで、その「実ぃ」のないおかずの内わけ、次のごとし。
(1)三度豆・モロッコ豆/京揚げ/シイタケの焚きあわせ

(1)三度豆・モロッコ豆/京揚げ/シイタケの焚きあわせ
ことし初めてうちでできただいじなモロッコ豆。
なかまの三度豆といっしょに、いちどかるく素揚げしてから、炒め煮。
シイタケは、この冬とれたどんこを干しておいたのをもどして。
(2)なすの田楽
(2)なすの田楽
畑からいただいたお茄子を、フライパンで焼いて、自家味噌を甘くした、ゆずみそをかけます。
(写真では、まだお味噌なし)
(3)しし唐(青唐辛子)のじゃこ炒め
しし唐をたて半分にして、たねをとり、ちりめんじゃこと炒める。
味つけは、きりっとおしょうゆとお酒で。
(4)カボチャの煮もの
(4)カボチャの煮もの
野菜村のおいしいかぼちゃなので、出汁はつかわず、いりこも入れないで、水から砂糖と醤油で煮ます。
たっぷりのおだしに浸っているのは好きではないので、煮汁がなくなるようにほくほくに煮るのが、うち流。
(5)ニンジンのきんぴら炒め
(5)ニンジンのきんぴら炒め
ニンジンをよく研いだ包丁で細切りして、ゴマ油でぱりっと炒めます。
仕上げにもういちどゴマをふって、香りよく。
(6)キュウリと若布の酢の物
(6)キュウリと若布の酢の物
キュウリの薄切りと、生ワカメ。冷凍しておいた柚子のキューブでポン酢しょうゆに。
それに、のどごしのいいように、そうめん(例のうーめん)をひと口ふた口。
ちょっと、いつになく、苦手な和風のあしらいになりましたが
どうでしょう、やっぱりお膳ひっくりかえされるかしら?
by sesenta | | シンプル晩ごはん