在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”ルーチェ 2004” ルーチェ・デッラ・ヴィーテ

2007-11-20 01:30:38 | Toscana トスカーナ
“Luce 2004” Luce della Vite -Toscana
おなじみルーチェ。
ラベルは、いつ見ても、ハデだなぁ。。。。と。
今は違うが、以前、日本から来たワイン好きと称する人たちがみんな一様に、ルーチェを飲みたい、ルーチェを買いたい、と言っていた。もともと有名なワインだし、話題性に富んだワインだし、まあよく出来ているワインでもあるし、欲しい、という人がたまにいるくらいなら良いのだけど、その頃は、みんながみんな、という状態であった。しばらくすると、今度は、ルーチェはいりません、と言い出し、栄枯盛衰の激しい日本ならではの現象だと納得した。
で、久しぶりに(もうこの手のワインはめったに飲まなくなってしまった。。)飲んだルーチェ。
品種は、メルロー60%、サンジョヴェーゼ40%で、インターナショナルと土着品種のブレンド。
色は凝縮感、ばっちりあり。濃いめのルビー色。
香りは、複雑性が良く出ている。強さの中に、落ち着き、エレガントさが出ている。スパイス、腐葉土、革、ややアニマル、カカオ、アルコール漬け森の木の実、プルーン、ブラックチェリーamarena、バニラ、タバコ(ビオンド)などで、良い広がりがある。
味のインパクトがやわらか~い。ボディは当然かなりあり、のところに、酸がきれいに入っている。持続性も良く、チョコ風味がきれいに残る。
と、良いことばかりのようであるが、これでまた、しばらく飲まなくて良いなぁ、と思った。

”ルチェンテ 2005” ルーチェ・デッラ・ヴィーテ

2007-11-20 01:28:37 | Toscana トスカーナ
“Lucente 2005” Luce della Vite -Toscana
こちらは、おなじみルーチェの弟。
品種は、メルロー50%、サンジョヴェーゼ35%、カベルネ・ソーヴィニオン15%と、ルーチェと違ってカベルネが入る。
色は、割と濃い目のルビー色。若干だが、透明感があり、つやがある。
香りがきれい。スミレ、さくらんぼなどの香りがとても良い感じで、バニラの甘い香りで色付けされている。甘いパイプタバコ、カラメル風の香りも加わる。
インパクトが良い。ルーチェほど、どーんとしてなくて、好感が持てる。程よく上品な華やかさ、さわやかさ(塩味も含めて)が出ている。
値段もルーチェよりはずいぶん安いし、買うなら(買わないけど)、個人的にはこっち。


"キャンティ・ルフィナ・モンテソーディ 2004” カステッロ・ディ・ニポッツァーノ

2007-11-20 01:03:58 | Toscana トスカーナ
“Chianti Rufina Montesodi 2004” Castello di Nipozzano -Toscana
古くからキャンティにあるワイナリーだが、いつの間にか(おそらくもう随分前)フレスコバルディグループに入っている。大手はやっぱりすごいものだ。
さて、キャンティなので、品種は当然サンジョヴェーセ・ベースだが、サンジョヴェーゼ・グロッソ(ブルネッロに使うのと同じ)100%で造っているよう。
色は、どす黒い感じではない、好感の持てるサンジョヴェーゼらしい濃さのルビー色。
香りは、やや酸味が立つので、さくらんぼの一種スミノミザクラ(と言うのだろうか。。visciole)、比較的小さい森の木の実の香りがある。スパイス臭もきれいで、後にチョコが出そうな感じ。香りの変化が心地良い。
味は、やはり酸がきれいで、ワインの骨組みになっている。続いて、塩味が出る。タンニンの質も良く、後味のほろ苦さがきれい。まだもう少し持ちそうな感じのワイン。

ミシュラン東京3つ星

2007-11-20 00:13:55 | レストラン
ミシュラン東京が出たのですね。
ミシュランの評価が絶対ではないし、どのレストランのそればかりを狙う、という状態になっては困りますが、好きなレストラン、ひいきのレストランが3つ星に輝くというのは大変嬉しいことです。
大・大・大好きと声を大きくして言いたい、お寿司やさん「すきや橋 次郎」が3つ星に輝いていました。本当に素晴らしいお店だと思うので、評価に納得です
でも、これを機会に、じゃあ、行ってみようか!という人が増えたら困るのですが。。(私が困ってもしょうがないけれど。。