在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Cadenhead's Bond Reserve Aged 15 years

2012-02-02 18:17:33 | もろもろ、つれづれ
今、東京にいる。
新宿は伊勢丹へ行って、ワインコーナーを覗いてみようと思った。
が、着いた途端、ウィスキーが目に入った。
お恥ずかしながら、ウィスキーの基本は勉強したが、忘れている、というか、ほとんど理解を深めていない。
イタリアでは食事の際に醸造酒を飲み、蒸留酒を飲む習慣がない。食後には蒸留酒を飲む習慣はあるが、イタリアにはグラッパがあるので、ウィスキーを飲むことは少ない。
どうしても忘れてしまうのである。(言い訳・・)

しかし、友人のA氏は、イタリア人とはいえ、ウィスキーが好きというか、カリラをコレクションしている。古いもの、クローズになった蒸留所のものなど、これはというものを見つけるたびに購入している。(保存するのに最適な蔵もあるし)
と、カリラが目に付いた。2種あった。そのうちの良い方、15年ものの方が「試飲できます」との表示がある。
もちろん有料だが、値段を聞いてみるとなんとたったの320円。(信じられない~!)
これは真昼間とはいえ、酒好きとしては避けて通れない。
隣にカウンターがあり、そこでの立ち飲み。丁寧な説明とともに。最高のシチュエーションである。(どうもありがとうございました!)

その後、もう1種(これはカリラではない)、合計2種のウィスキー飲んだのだが(昼から呑兵衛ですみません・・)これまた、たったの3年物とはいえ、お勧めのものでおいしかった。ストレートな香りと味わい、深みよりもびっくりするほどの長さがあり、美味でした。
カリラとは全く違う。
比べたこともあるので、カリラは深みがよりあるのだと。
長さというより深み、独特な香りと味わいで、実に魅力的。
特に、年を取ってくるとこういう落ち着いた味わいに惹かれるのだと思ったのでした。
そして、最後には1本ご購入となったのでした・・