在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

グレコ・ディ・トゥーフォの規定 Greco di Tufo

2017-03-12 21:12:28 | イタリア・ワインABC
グレコ・ディ・トゥーフォの規定

この前、グレコの試飲会をするためにちょっと調べたもの。

1970年よりDOC
2003年よりDOCG



1. 名称
グレコ・ディ・トゥーフォ:白とスプマンテ

2. 品種
グレコ・ビアンコ Greco Bianco: 最低85%
コーダ・ディ・ヴォルペCoda di Volpe bianca: 最高15%

3. 生産地域
アヴェッリーノ県 provincia di Avellino の以下のコムーネ
トゥーフォ、アルタヴィッラ・イルピーナ、モンテフスコ、プラータ・ディ・プリンチパート、ウルトラ、ペトルーロ・イルピーノ、サンタ・パオリーナ、トッリオーニ
Tufo, Altavilla Irpina, Montefusco, Prata di Principato Ultra, Petruro Irpino, Santa Paolina e Torrioni




4. 栽培に関して
ヘクタールあたりの最大収穫量 10 t
(非常に良い年は20%の増量が認められる)

5. 醸造に関して
収量 70%

6. 特質
白 Bianco:
最低アルコール度 5,0 g/l
最低酸度  11,50%
最低エクストラクト 16,0 g/l

スプマンテ Spumante: メトド・クラシコ ボトル内36ヶ月の熟成
エクストラ・ブリュット、ブリュット
最低アルコール度 12,00%
最低酸度 6,0 g/l
最低エクストラクト15,0 g/l

Bro' Bianco Forlì 2015 Noelia Ricci

2017-03-12 11:44:33 | Veneto, Emilia Romagnaヴェネト、エミリア
Bro’ Bianco Forli’ 2015 Noelia Ricci
Trebbiano, Emilia Romagna



ちょっと忙しくなると全くほったらかしになってしまう。
シチリアから帰ってきて、やっと少し時間が取れたので、いつものマルコのところに立ち寄った。
週末はジュリアが大抵いる。
彼女もワインに詳しく、また、結構好みが似ている。
テキトウなワインを飲んでいたら、飲んでみて、とグラスを持ってきた。

色はちょっと薄め。
ミネラルがかなり強い。しかし、どっしりしたミネラルではなく、細く優しい感じ、加えて、柑橘がほんのりただよう。
塩味が強い。酸味があるのだが、塩味に隠れてしまっている。ボディはちょうどよく、余韻がそれほど長くはないのだが、心地よく消える。+++(+)

へぇ、結構いいじゃない、と思ったら、リッチのトレッビアーノだった。
当然、ビオ。しかし、ビオにしてはビオ独特の臭みがない。

エミリア・ロマーニャのワインは結構好き。
思い入れもある。

リッチは、最近、マルコが気に入ってかなり仕入れている。
動物のラベルが印象的で、一度見たら忘れないデザイン。

これは、ラベルが横長でうまく撮れなかったのだが、クジラ。。。。



凝っているのが箱(6本入り)で、マルコ曰く、世界で一番美しい箱。
私には、世界で一番恐ろしい箱。

その理由は、外側は普通、開けると内側に、とても美しい(私には恐ろしい)ちょうの絵柄。
そう、余談だが、私はちょうが死ぬほど嫌いなのである。。。。