在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”バルベーラ・ダスティ カンプ・ドゥ・ルス 2004” コッポ

2007-08-17 06:47:14 | Piemonte ピエモンテ
"Barbera d'Asti Camp du Rouss 2004" Coppo -Piemonte
良い造り手である。生産量もほどほどで、品質が安定している。モダンで、モダンが嫌いな人にはややつまらない、物足りないかも知れないが、どのワインも程よい華やかさを持ち、一般に受け入れられやすい。
品種はバルベーラ100%。
色はルビー色がとてもきれいでつやが良い。
香りは、新革の香りとフルーツの香りがとてもよくマッチしている。ブルーベリーに、ほんの少し緑が加わる。スパイス臭、コショウ、タバコなどに加え、やや臭みがあり、アニマル臭を思わせる。また、ココアの香りが出てきそうな予感。
味は、まろやかでボディがある。バルベーラ特有の酸はあるが、強すぎず、出しゃばり過ぎず、むしろまろやかさに隠れている感じ。バルベーラの酸が苦手と言う人でも十分いけそう。味の強さ良く、後味も長い。フルーツがきれいで、よくできたワイン。そこがつまらない、と言えなくはないが、安定したレベルの高さを求めたい時には、◎。値段もほどほどで嬉しい。

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