在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”グイダルベルト 2003” テヌータ・サン・グイド

2007-08-12 20:09:50 | Toscana トスカーナ
 “Guidalberto 2003” Tenuta San Guido –Toscana
やや平凡だが、グイダルベルトを飲んだ。サッシカイアを造っているテヌータ・サン・グイドのセカンドワインである。長いことワイナリーの趣旨としてサッシカイアしか造っていなかったが、セカンドワイン、そして、今はサードワイン(イル・ディフェーゼ)もリリースしてしている。サードワインはまだ安いが、グイダルベルトは最初は安かったのに、今ではかなりの高値になっている。
さて、2003年。それはそれは暑い年だった。
色はとても良い。まだ全体はルビー色を帯びていて、つやも良い。
香りにはスパイス臭が出ている。ブロンドタバコtabacco biondo、コショウなどの他、サクランボ、プルーン、森の木の実のコンフィがある。そして、ややアニマル臭があり、サッシカイアファンに怒られてしまうかもしれないが、ネギ、チーズ、そしてしなちく風の香りもある。まあ、気のせいということにしておこう。
味は、さすが、グイダルベルト、インパクトがしっかり印象的である。強さ有り、ボディが感じられ、中部のワインらしくしっかりした造りで、アルコールが強い。森の木の実が広がり、タンニンが感じられ、酸もまあきれい。後味も長く、優等生的。

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