在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Il commissario Montalbano モンタルバーノ シチリアの人情刑事

2017-02-27 09:41:33 | 何故か突然イタリア映画
イタリアでは今晩から 11シリーズ目、2話を2週に渡って放送
1999年からの放送。長い。。。。




ちょっと必要があって、このところ「モンダルバーノ シチリアの人情刑事」を見ている。
この忙しいのに、と思うのではあるが。(笑)

イタリアにいたら イタリア国営放送RAIのテレビドラマ「モンタルバーノ」を知らない人はいないだろう。
見たことがない人は少ないと思う。
(日本でも放送されたので、結構ファンがいる)

テレビドラマは、元々好きではないのでほとんど見ない。
(たいだいテレビも見ない。。)
この前の「メディチ家の人々」は、かなりに話題になったので珍しく見た。
その他、歴史物は見てもいいと思うのだが、たいていの場合見逃してそのままになる。

だから、モンタルバーノのようなサスペンスもの、刑事物は逆立ちしても見ないだろう。

しかし、必要に迫られ見てみると、これがかなり面白かった。
結構ハマる。

まず、調べてみると、初回放送が1999年。あれー、前世紀。(笑)
毎年放送されているわけではなく(そーなんだぁ)、去年の放送までで10年、1シーズン、2−4話で、合計28話、1話が1時間30分から50分になるので、全部見ると膨大な量になる。

それを、適当にチラチラと。
1話みるだけでも結構時間がかかる。

最初見たときは、ぷぷぷと吹き出してしまった。

映画なら(一応)「そんなことはない」場面が、テレビだからか「そんなことのある」場面になっている。

殺人現場で、証拠品を手づかみしたり、動かしたり、勝手に持って行ったり。。。素人でも、手袋を使うとか、写真を撮るんじゃない???と思って笑ってしまった。

何話か見てると、パターンがわかってくるので、殺人現場で、
これ、素手で掴む〜
とか、
これ、持っていっちゃう〜
とかわかってくる。(笑)

それにしても、古いエピソードと新しいのを続けてみると、役者の年の取り方にはビックリ。(ストーリーの年月はそれほど変わっていない)

さすがに20年近いから、年を取らないわけにいかない。。。
(ハゲのモンタルバーノが一番年の変化を感じさせない)

モンタルバーノの食事の場面というか、正確には、邪魔が入って食べられない場面が多いのも愉快。

これも、
ここで電話がかかるぞ〜
邪魔が入るぞ〜
また食事抜き〜
とか読めてくる。

実は、モンタルバーノのシチリア料理とか、モンタルバーノロケ地ガイドなどの本が出版されている。(ビックリ!)

ロケ地はシチリアのラグーサ周辺、内陸の丘の上の街もきれいだが、シチリアの海、海際に住むモンタルバーノの家がすごくきれいで、目の保養になる。

夏のバカンスにシチリアに行きついでにロケ地を楽しんでしまおう、と言う、モンタルバーノツアーも人気があるらしい。

さて、今晩から、11シーズン目の2話(第29、30話)が放映される。


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