在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Chianti Classico Collection 2017

2017-02-18 09:44:28 | イタリア・ワインABC
キャンティコレクションにての名言二つ



今年のキャンティコレクション、正確にはキャンティ・クラシコ・コレクションは、ベースのものは2015年ヴィンテージ、リゼルヴァとグラン・セレツィオーネは2014年のお披露目となった。

毎年、フィレンツェ市内の旧レオポルダ駅で行われる。
お金のある協会なので、結構派手。
黒の雄鶏マークのキャンティ・クラシコ協会に加盟していないワイナリーは当然参加していないが、加盟しているワイナリーで参加していないワイナリーは少ない。
今年も180社以上が参加した。



さて、2015年ものは、かなりがアンテプリマ。
現行の2014年と、まだ早すぎだか、超アンテプリマの2016年ヴィンテイージを持ってきているところもあり、ベースだけでも3ヴィンテージの試飲ができたところもあった。

リゼルヴァはほとんどが現行の2013年を持参。
2014年は造っていないところが多いこともあり、2014年はちらほら。

これだけ揃っていると半分飲むのでも不可能だが、なんとか数十社は試飲する。
有名どころには人だかり。
それより中堅ところで面白そうなところを探す。



さて、名言2つ。

2015年は、天候に恵まれた良い年であるのだが、そこで、

「2015年がうまくできないワイナリーのワインは飲まなくていい」

には同感。
反対に、2014年は大変だったのよ〜
そう、2014年をきれいに造っているワイナリーは飲む価値あり。

もう一つ。

「2015年をいかにエレガントに造るか、造れるか」

イーゾレ・エ・オレーナのワイナリーのオーナーの言だが、今回飲んだ2015年の中で一番「エレガントなワイン」を造っていた。
しかし、細いのではない。しっかりしたボディがあるだけでなく、存在感がある中、見事な優雅さを兼ね備えていた。

苦労したんだよ〜

とのこと。
苦労は報われている。


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