イタリア全土のロックダウンが解除されたのは5月4日。
段階的解除の第一歩目を踏み出した日。
今日になってやっと、ローマのある州、ラツィオ州での新しい感染者数が25人にまで減少した。
それも、ラツィオ州は、5つの県からなっているのだが、ローマ県以外はゼロ、という快挙。
ラツィオ州は幸い、北部のように多くの感染者は出なかったのだが、400人に上った日が1日あり、通常、100−200人だった。
4月20日ごろから徐々に減少していたとはいえ、25人という数字は、さすがに少ない。
ラティーナ県 0
ヴィテルヴォ県 0
フロジノーネ県 0
リエーティ県 0
そして
ローマ県 25
だが、ローマは広いので、その内訳、
ローマ市 12
ローマ県のローマ市外 13
の合計 25人
となっている。
一人の感染者が他の人を感染させる数値は 0.3 まで下がった。
そして、イタリア全体でも、新しい感染者数は744人。
死者も200人以下となっている。
やっとここまで来た、という感じ。
しかし。。。
もう日本でも理解されていると思うが、このコロナには「時差」がある。
つまり、5月4日の(段階的)解除後、州をまたいでの移動が条件付きでできるようになり、まだ本屋などの一部の店舗しか開いていないが、多くの人が外出するようになり、どうなるか。
この結果が出るのは、10−14日後となるため、今週後半から末となる。
多少の感染者の増加は仕方がないとしても、許容範囲内であることを心から祈る。
日本も、新しい感染者数が減少しているが(ようだが)、本当にじれったいことに、「その日」の結果が出るのに10日はかかる。
そこで、今日の油断が跳ね返ってくるまで時間がかかるので、どうか、本当に警戒を緩めることがないように心しないと。