5月4日からの封鎖の段階的解除で、17日までを フェーズ2−1 とすると、5月18日からは フェーズ2−2。
やっとやっと空気が少し変わってきた。
発表された、5月18日からの解除内容。
州内の移動はやっと自由になり、州内で動く分には、移動の際の自己申告書が必要なくなった。
そこで、イタリア人はセカンド・ハウスを持っている人が多いが、同じ州内であれば、問題なく行けるようになった。
ただし、州外への移動は、6月2日までは、仕事、健康、理由が自宅に帰るとか、他、急な用事でない限りは許されていない。
やっと友人と会うことが許されるようになった。
5月4日から、家族、親戚、恋人同士などは会えるようになったが、友人や知り合いと会うことはまだダメで(もういい加減隠れてあっている人は多いが)、しかし、18日からはそれも堂々と会えるようになる。
ただし、室内であれば、1mのソーシャル・ディスタンス(1.5mだったのが1mになった)を取ること、マスクをすることという規定はある。
もちろん、友人の集まり(人数に規定はない)はダメで、当然、イタリア人が好きな誕生日会などもダメ。
だから、しばらくは、せいぜい2−3人での集まりになるだろうけれど、それでも、やはり友人と会えるようになるのは嬉しい。
美術館も、同じく、予約や、ソーシャル・ディスタンスやら、いろいろの制約はあるが、やっと18日からオープンする。
各美術館や史跡によって実際のオープンの日にちは違うが、ローマのコロッセオも、人数をうんと限定して、入場できるように準備をしているところである。
そして、この時期、イタリア人が一番気になるのは、海。
海大好きのイタリア人が、海に行けなくなったら、イタリアの太陽の下で干からびそう。
一つのパラソルの空間は10㎡、チェアやベッドの間隔は1.5mとなった。
利用は予約制。
結局、パラソルごとにプレキシグラスで囲むとか、(たぶん木製素材)で丸いドームを作って囲んでしまうとか、ユニーク案がいくつか出されたが、「幸い」ボツになったよう。
でも、取り入れるのは構わないので、 この夏は、イタリアのどこかにそんなビーチが登場するかもしれない。
また、イタリア人が好きなのは、美容室。
日本人より利用が多いのではないかと思う。
これももちろん予約制での利用。
多くの制限があるが、6月1日からオープンとなっていたのが前倒しになった。
食料品以外の店舗もオープン。
広さにより、一度に入れる人数がきまる。
レストラン、バールも、どうなるかと思ったが、最終的なソーシャル・ディスタンスは1m。
レストランに関して、隣のテーブルだけでなく、向かいの同行者との間にもプレキシグラスを設置することになるのか、距離を守ればなくても良いのか、テーブルの大きさなどはレストランによるので、実際にどうなるか。
前にグラスがあったら、乾杯はグラス越し、グラスが空になっても、注いであげることはできないし、お熱いカップルが多いイタリアで、手を伸ばすことができな(笑)のだけど。
今日の新たな感染者は、875人。
5月4日に解除が始まり、人の移動が増えた。
北イタリアに止まり、復活祭にも家族に会いに行くことができなかった人たち、同じ町にいても会うことができなかった家族間の移動が始まっている。
コロナは「時差」があるので、それらの移動がどのような悪影響を及ぼすかは、誰にもわからない状態だったが、10日以上たち、新たな感染者の発生がだいぶ抑えられている。
ということで、18日からは、いよいよイタリアの空気が、本当に少しだけかもしれないが変わる。
さて、これでやっとコロナから一歩脱出、晴れて友人にも会える〜 と思うのだが、実は、急な用事で日本に行かなくてはいけないことになり、結局は、日本でまたコロナの渦中に引き込まれる。(涙)
帰国したら、空港でのPCR検査、そして、陰性でも14日の自己隔離義務があるし、一体いつになったら「私のコロナ」が終わるのか。。。。。
それでも、1月の終わりから始まったイタリアのコロナに、収束へ向かう光が差してきたことが心から嬉しい。