幸四郎丈、東大寺!で
『勧進帳』千回!達成
幸四郎丈の手形・・・
娘が東京で撮ってきてくれた。
先日、松竹座に行った折、パンフレットを手に入れた。
東大寺で松本幸四郎丈演じる、千回目の勧進帳!
このチラシ、先月も今月も 松竹友の会の封筒には入っておらず、ショックを受けていた。
その上、演じられる日は十月十五日とのこと。
残念なことに、この日は少し危ういかも知れない・・・。
悔しいが、予約はよしにしておこう・・・。
『清水ならず東大寺か・・・。』
と、内心つっこむが、確か清水の舞台では、すでに演じられていたのではなかっただろうか・・・。
一度調べてみることにする。
それにしても東大寺での勧進帳とは、内容からして小粋である。
東大寺で偽の勧進帳を読み上げる弁慶・・・洒落ている。
幸四郎丈も、東大寺も、大仏並みに器量がでかい。
正月の伊達巻きは、勧進帳模様に限る!か・・・?
東大寺は結構思い入れがある。
大仏の前で天平時代の音楽を再現した楽器で奏でられたのを聴かせていただいたことがある。
この天平音楽は感動が深く、今も心にしっかりと残っている。
拓本をとらせていただいた時は、心ときめいた。
東大寺の瓦の拓本は、浮世絵や役者絵とともに、今も大切にしまっているのだが、いずれ、襖仕立てにすべきかとも考えている。
草月流の生け花に囲まれて、泉兄弟の狂言を観せて頂いた事もあった。
いずれも無料。
貴重な体験をさせていただいて、感謝の念は大きい。
このように結構お世話になっている東大寺には、一方的にだが、親しみを感じ続けている。
おそらく今回の勧進帳も、泉兄弟の狂言を演じられた縁側?で行われるのだろうか?
山伏らが現れたり、最後の投げ六法をする花道は、どういった具合なのだろうか・・・。
もしかすれば、芝の上に舞台が設けられ、観客は椅子とはいえ、本来の芝居(芝の上)の情緒を楽しむのだろうか・・・。
思いは巡り、だんだんと想像は膨れあがる。
幸四郎千回記念の勧進帳。
東大寺で行われる勧進帳。
これは本当であれば、見逃したくない舞台だった。
私は幸四郎丈も東大寺も好きな、一女性である。
毎日新聞に次のような記事があったので、合わせてここに載せておく事にする。
こちらは新聞だけあって、事細かでわかりやすい。
私の気持ちとしては、十月十五日、お時間の許される方は東大寺に go!, なのである。
ただし、これらはあくまでも宣伝ではなく、単なる私の好みの問題としてとらえていただきたいことを、ここに付け加えておくことにする。
信貴山・火渡りの前の神事・・・。
なにやら、かっこいい!
松本幸四郎:東大寺で「勧進帳」千回達成へ
歌舞伎俳優の松本幸四郎(65)が10月15日に奈良市の東大寺で奉納大歌舞伎「勧進帳」を行う。松本が10日、同寺で会見して発表。当たり役の弁慶上演通算1000回目をこの公演で達成する。
世界最大の木造建築で国宝の「大仏殿」前に特設舞台を設置し、5000人を動員予定。歌手によるコンサートは何度も行われているが、歌舞伎は同寺1300年の歴史で初めて。
幸四郎は会見前、大仏を参拝。手を合わせ、成功を祈願した。大仏前に立つのは30年ぶりで「よく来た、と声を掛けてくださった気がした」。前回は昭和大改修中で、やぐらに登り頭上を見たり、左手の上に乗ったりしたという。「ずいぶん出世したな、の声も聞こえてきました」と笑った。
同寺には、大仏再建などの浄財集めで使われた「勧進帳」が残っており、実際に現物を目にしたことがある幸四郎は「半世紀かけての1000回目は、この東大寺以外にはない気がする」と話した。先月は、主演ミュージカル「ラ・マンチャの男」が上演1100回に到達し、父・松本白鸚の二十七回忌追善興行も行った。さらに「勧進帳の“本家本元”の東大寺で公演し、それが1000回目というのは奇跡に感じる」と感激した。
2年後に控えた平城遷都1300年祭のプレイベント。上演日は、聖武天皇が大仏建立の令を出した日でもあり「広い空間を役者の芸でいっぱいにしてしまうような、本当の大歌舞伎を命がけでお見せしたい」と熱く語った。(スポニチ)
毎日新聞より (5月中旬記事)
2006.4/11
名古屋・御園座幸四郎の勧進帳796回目 記録 ↓
http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/283b1b666620c985cbf5e7923265bcdb
2007.12月
京都・南座 顔見せ 幸四郎の勧進帳記録 ↓
http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/3f77ffa4ef9385955ce3f4fb81379582