乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

57: 『日本語の作法』 外山 滋比古 著  日経BP社

2009-04-19 | 読書全般(古典など以外の一般書)

 

記録だけ  

 

2009年度 57冊目  

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  『日本語の作法』

 

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 外山 滋比古 著

 日経BP社

 2008年10月8日 第1版

 2008年12月26日 第2版

 173ページ 1200円

 

 本日、二冊目は外山 滋比古 著の『日本語の作法』

 故宮田登先生を楽しんだ後、鍋をかけ、アップルパンを焼きながら、喜楽に楽しんだ。

 喜楽だが、これがなかなかの骨太。

 著者のかたくなにまで正論を唱える偏屈さが、快い。

 いや、彼が変わり者なのではない。

 私も含めて、一般における言葉が乱れすぎているに過ぎない。

 彼もまた世の悪と闘う、正義感溢れた 本当は心優しき人物なのだろう。

 

 文のひだから、本音を出し切れないジレンマが見え隠れする。

 紳士的におさえて描かれた中身は、ご本人の苦笑が伝わり、読み進める上で 好感度は一層アップした。

 この人は分厚いぞ。

 

 

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56: 『宮田登 日本を語る1 民俗学への道』  宮田登 著  吉川弘文館

2009-04-19 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

 

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記録だけ  

 

2009年度 56冊目  

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『宮田登 日本を語る1 民俗学への道』

 

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 宮田登 著

 発行所 吉川弘文館

 2006年2月10日

 233ページ 2730円

 

 本日、宮田登を楽しむ。

 私の好きな宮田登氏の 『宮田登 日本を語る1 民俗学への道』

 今年では56冊目にあたる。

 

 宮田登 日本を語るシリーズも 残り僅かになってきたかと思うと、少し寂しい。

 まぁ、もう一度読めばいいことだな^^

 

『宮田登 日本を語る1 民俗学への道』も楽しく、一気に読みあげた。

 いろいろと興味深いことが書かれていた。

 時間がないので一つだけ記録しておこう。

 

 地名の重要性(P.119~)

 これは諸先生方が言われていることだが、新興住宅や町合併や新町づくりにおいてノ 今後の重大課題と考える。

 地名でおおよそがわかる場合が多いことは、先日講演をの中で 青山茂先生http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/d5ece2f627bbbc9c7355cb8537b7768a(『卑弥呼はほんとうに山辺の道を歩いたか』)もおっしゃっていた。

 

 ところで、『宮田登 日本を語る1 民俗学への道』では宮田先生の後輩にあたる福田アジオさんが解説。

 その中で 宮田登先生の人物像を語られていた。

 思った通りの方。

 講義を聴きたかったなと、再び感じた。

 

 今回も記録だけで、失礼申し上げます。

 

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55: 『神、人を喰らう』 人身御供の民俗学  六車由美 著  新曜社

2009-04-19 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

 

 (鹿、せんべいを喰らいて  神、人を喰らう)

  

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 記録だけ  

 

2009年度 55冊目  

 

       『神、人を喰らう』

       人身御供の民俗学

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 六車由美 著

 新曜社

 2003年3月31日第1版

 269ページ 2500円+税

 

 四月十八日 土曜日

 前日から読みかけていた 六車由美著 『神、人を喰らう』人身御供の民俗学を読了。

 途中『説教節』『まつら長者』などが出てきて、本書の3~4割がたは声を出して読む。

 全体を通して 文章がなめらかで、読みやすくわかりやすい。

 

『神、人を喰らう』は上滑りせず、細やかで真面目にとらえられたところが興味深い。

 今まで読んだ中に出てきた 人身御供や人柱や生け贄の記述(書物)よりも掘り下げられており、ありがたい。

 参考文献を開くと、これまた興味深い本も多い。

 

1 本書では赤坂憲雄氏に対する記述部分はたいへん面白かった。

 

2 八尾市恩智神社 御供所神事(11/26)

  米の神饌

    A 丸餅150

    B 餅マガリ 700~800

    C 俎板 オオブト マガリ バイシ 1500

    ABC あわすと人型 → 身代わり

 

3 身代わり 

    同村

    異人  → 呪術的要素が強まる

         → 神(或いは蛇)が受け付けない

     2パターン

 

4 異人  → 神(或いは蛇)が受け付けない

   上の場合を踏まえて、村で乞食(本書記述ママ)を囲う

   囲い人は生け贄のため

   村の権限などは全て与えられない

   隔離

 

5 『殺生の積みの緩和』のための『生け贄』という行為

 

 

 上1、2、3、4、5 以外の興味深いところをざっ!と簡単に記録しておこう。

 

 ・人身御供の靜めるためと、神が食するための生け贄

 ・人→四つ足→二本足→鮭→雑魚

 ・神社前池のひとつ目の魚(柳田)

 ・皇居の櫓下の大量人骨

 ・本当に人は食べなかったという著者の意見

 ・祭(性と食)

 ・広義の意味での「たべる」を、著者が三回以上取り上げたところ

 ・近松作品

 

 上は思いついたままですので、順番はばらばらです。

 こんな風に楽しい時間を過ごすことのできる本であったことを付け加えておきます。

 

 本日も記録のみにて失礼申し上げます。

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