イランのお祈りの時間 ヤズドのモスクにて
イランを歩くと、どこかしこにモスクを見ることができる。
どこの地方でも少し歩くと色々なところで大きなモスクから小さなものまである。
これは日本の神社や寺のような感じ。
地元に根付いたモスクがあるように感じる。
写真は歩き疲れて休憩がてら訪れたもモスク。名前はわからない。
大理石の地面に土産用に購入した大量の香辛料と乾燥果実をおき、足を休める。
イラン人家族達も大理石の地面に座リ、くつろいでいた。
モスクではお祈りの時間に当たる事が度々ある。
一日五回もある祈りの時間にたまたま当たるといった幸運は、たやすい。
コーランの声は高く響き渡り、日本でいう声明のような感動を覚える。
祈りは男女別の部屋。
今回見たのは男性のもの。
庭から見える女性のお祈りの部屋は、カーテンで閉ざされていることが多い。
この日は始まりから終わりまで、だいたい25分くらい。
私はこの時の流れが好きで、家族に無理をいい、機会があると最後まで見聞きしてしまう。
宗教を娯楽に置き換えて楽しんでいる訳ではないが、イランでは伝統芸能や舞台を見ることはできないので、この時間はイランでの私服のひとときである。
それほどまでにほぼ肉声で聴くコーランの声は美しい。
写真は2009年9月下旬 ヤズドにて