芝居三昧; 『盲長屋梅加賀鳶』『楼門五三桐』『伽羅先代萩~御殿・床下』 テレビにて
月曜火曜、テレビで『盲長屋梅加賀鳶』『楼門五三桐』『伽羅先代萩~御殿・床下』を見る。
『盲長屋梅加賀鳶』には 二世尾上松緑出演。
七五調の決め台詞の連続に胸のすく思い。
中村吉右衛門出演の『楼門五三桐』
『楼門五三桐』の決め台詞と衣装、何度見てもかっこ良い。
私の好きな【藤十郎丈の『伽羅先代萩~御殿』】
藤十郎丈の政岡☆ 芸術やわぁ~~~!と見入る☆
何度見ても、素晴らしいものは素晴らしい☆
『伽羅先代萩~床下』の松本幸四郎丈は幽玄で美しい。
投げて見え切って花道を歩く。
ただそれだけなのに、所作に見入る。
『盲長屋梅加賀鳶』
出演:二世尾上松緑 中村吉右衛門 尾上菊五郎 初世尾上辰之助 市川海老蔵(現・團十郎) 中村福助(現・梅玉) 中村児太郎(現・福助) 中村雀右衛門 市村羽左衛門
1981年(全2話)
89分
カラー
河竹黙阿弥が江戸の市井の生活をイキイキと描いた生世話物の傑作で、盲目の按摩のふりをした悪党・竹垣道玄が主人公。人殺しもいとわない道玄の暮らしぶりは、女房を折檻し、外に妾は作るとやりたい放題。ある一件から悪事を思いつき、相棒の女按摩お兼と連れだって質店へ強請りに出掛けるが、居合わせた加賀鳶の親分松蔵に悪行を暴かれ、ついには大立ち回りの末捕らえられるのだった…。 二世松緑が悪党道玄といなせな鳶頭梅吉の二役を演じ分け、ほかに羽左衛門の松蔵、雀右衛門のお兼、児太郎(現・福助)のお朝、また加賀鳶には吉右衛門、菊五郎、初世辰之助、海老蔵(現・團十郎)、福助(現・梅玉)と豪華な配役。] (昭和56年10月・歌舞伎座)
『楼門五三桐』
出演:中村吉右衛門 中村歌六 中村歌昇 尾上菊五郎
2010年
18分
カラー
天下の大盗賊・石川五右衛門を主人公にした作品は数多くあるが、並木五瓶によって書かれた「楼門五三桐」はその代表的作品。全五幕の長編のうち今回は南禅寺山門で五右衛門と真柴久吉(豊臣秀吉)が対峙する有名な場面をお届けする。 勇壮な大薩摩の演奏の後、浅黄幕が振り落とされると満開の桜の中、南禅寺の楼門(山門)に五右衛門が現れる。ここでの五右衛門の名ゼリフ「絶景かな、絶景かな~」は聞きどころのひとつ。やがて楼門がせり上がると、凛とした巡礼姿の久吉が登場。短い場面ながら舞台装置や音楽そして堂々たる役者の立ち振舞いなど、歌舞伎の醍醐味が凝縮された豪華絢爛な一幕だ。 (平成22年3月・歌舞伎座)
『伽羅先代萩~御殿・床下』
出演:坂田藤十郎 片岡秀太郎 中村扇雀 中村虎之介 中村壱太郎 中村魁春 中村梅玉 中村吉右衛門 松本幸四郎
2006年
104分
カラー
江戸時代に実際に起こった伊達家のお家騒動を劇化した名作。 平成18年1月歌舞伎座の「坂田藤十郎襲名披露興行」から「伽羅先代萩」をお届けする。この演目は「伊達騒動」を題材にしており、仙台伊達家の殿様・伊達綱宗(芝居の中では足利頼兼)が銘木≪伽羅(きゃら)≫の下駄を愛用していたことからこのユニークな外題が付けられている。 奥州足利家では、幼い嫡子・鶴千代が家督を相続することとなったが、お家乗っ取りをたくらむ一味が鶴千代の命を奪おうとしていた。鶴千代の乳人(めのと)政岡は毒殺を恐れ、自分が作ったもの以外は食せぬよう日頃から諭していたのだが…。藤十郎・扇雀・虎之介の三代共演、梅玉・秀太郎の女形競演、そして幸四郎・吉右衛門の颯爽とした立役競演と、見どころ満載の大舞台をご覧頂く。 (平成18年1月・歌舞伎座)
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