乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

薬隆寺八幡神社 3  本殿の「間社春日造・桧皮葺」は 国指定重要文化財、「八幡宮永代常夜燈」(6景)

2011-06-19 | 神社仏閣・祭り





  薬隆寺八幡神社 3  本殿の「間社春日造・桧皮葺」は、国指定重要文化財、「八幡宮永代常夜燈」








 薬隆寺八幡神社 1 「伊勢神宮 遥拝所」【さえずりに あしのはずみて 百度ふむ 喜美女】

 薬隆寺八幡神社 2 「浅間神社(せんげんじんじゃ)」富士信仰 (5景)

に続き、薬隆寺八幡神社 3です。


 今回は 薬隆寺八幡神社の浅間神社  左の階段を昇り、本殿を見たいと思います。





 本殿に昇る石段です。





 写真石段を昇ると、本殿前には狛犬が一対。

 足には赤い糸が結ばれていました。

 何か意味があるのでしょうか?

 芝居 『妹背山婦女庭訓~三笠山御殿の場』を思い浮かべてしまいます。


 


 真正面には本殿。

 お社は三つ。

 本殿は厳重に鉄で柵をされており、中は見にくくなっています。


 信貴山寺末寺であった薬隆寺(廃寺)の鎮守として勧請された薬隆寺八幡神社は 勢野西に位置し、地元の方々からは 勢野八幡神社とも呼ばれます。



 本殿の 間社春日造・桧皮葺は、国指定重要文化財です。

 解体修理の際に、永正十一年(1514)の棟木銘が発見されたという。



 実際には鉄柵を覗き込まないと、本殿の間社春日造・桧皮葺を見ることはできない。

 写真が上手く写せなかったのは、非情に残念。




    





「伊勢神宮 遥拝所」については、薬隆寺八幡神社 1 「伊勢神宮 遥拝所」【さえずりに あしのはずみて 百度ふむ 喜美女】で記録済み。

 その右横にある石灯籠は、「八幡宮永代常夜燈」

 第一鳥居横のすぐ左にある。





「八幡宮永代常夜燈」の下部分を目を凝らして見ていると、神社を案内して下さった男性が、おそらく昔の寄進社の名だろうと教えて下さった。

 男性は、
「なんてかいてあるんでっしゃろなぁ。一回、調べてもらいたいと思っています。時が消えて見えませんやろ。」

 確かに風化し見にくくなった部分と、しっかりと見える部分がある。

 歴史ある薬隆寺八幡神社は村の誇りでもあるようだ。

 人々の先祖の名が刻まれ、今も愛され続けているのだなと感じた。



 




 前回も書きましたが、薬隆寺八幡神社の奈良県重要文化財に指定されている大型絵馬の数々を説明を通して長い間見せて下さった。

 写真撮影を勧めて下さいましたので、多くの絵馬を写させていただきました。

 次回はそのようすも、記録できればと考えています。

 みなさんにも見ていただければ、嬉しいです。



 



       薬隆寺八幡神社

       奈良県生駒郡三郷町勢野2丁目4
 
       後祭神 誉田別命 (ほんだわけのみこと)





 由 緒


 祭神は誉田別命。

 旧村社。

 東方にあった薬隆寺の鎮守であったと思われる。

 国指定重要文化財の本殿は一間社春日造・桧皮葺で、解体修理の際に永正十一年(1514)の棟木銘が発見された。

 薬隆寺は寛永九年(1632)の興福寺末寺調(興福寺文書)に信貴山寺末寺、「大和志」に「薬隆寺(東勢野薬隆寺邑)」と記すが、その後廃絶。

 同寺の仏像と伝える薬師如来像が客仏として現三郷町の融通念仏宗勢谷寺に安置される。

 神社の東ノ座中では、もと薬隆寺にあったという地蔵菩薩・来迎阿弥陀三尊・阿弥陀如来画像を保存しており、三月三日三仏画を懸けて神事を行う。




       


 みなさま、おつきあい下さいまして、ありがとうございました。


 また、お話を聴かせて下さいました◯◯様

 そして、お近くにお住まいのお散歩中の男性には、心より御礼申し上げます。

 ありがとうございました。


      

 

コメント (2)
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64; 寺子屋式『続 手習い 古文書』 吉田豊著 2005年 柏書房

2011-06-19 | 読書全般(古典など以外の一般書)









2011年度




64; 寺子屋式『続 手習い 古文書』





 吉田豊著

 柏書房

 2005年発行

 208ページ 2000円+税






 寺子屋式『続 手習い 古文書』を読む。

 前半丁寧に読み込んでいたが、後半が読めない。

 応用草書がバカ程続き、読み本と照らし合わせて 一字一句と格闘していたが、全体はつかめない。

 滑稽本『蔵意抄』に入り、ようやく落ち着いて楽しむことができた。

 それにしても毛筆の相当続けた変形草書は難しいものだ。

 元字が思い浮かばない……と、悔しい思いだ。

 読めるものではないと痛感した。

『続 手習い 古文書』は途中から旧に難しくなり過ぎじゃないのかな?

 それとも、古文書の雰囲気を味合うための本なのかな?

 『古文書をはじめる前の準備講座』 吉田豊著 柏書房 2008年はかなり簡単だったし、戸惑ってしまうな。

 それだけ様々な記述があるということなのだろう…。





 先週の金曜日には、一日で古文書の講座を梯子。

 それぞれが違う方向からのお話で、面白かった。





 おつきあい下さいまして、ありがとうございます。

 今回は題名のみの記録にて失礼申し上げます。



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