乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

つれ/″\種 上  正徹本 14  第五十二段~第五十四段は法師と児の話)御むろにいみじき児(ちご)ありけるを、いかでさそい   いでてあそばむとたくらむ法しの有りて

2024-12-19 | つれ/″\種

つれ/″\種 上  正徹本 14  第五十二段~第五十四段は法師と児の話)御むろにいみじき児(ちご)ありけるを、いかでさそい   いでてあそばむとたくらむ法しの有りて

 

第五十四段

 

第五十四段~五十六段

第五十二段~五十三段

 

 第五十二段~五十三段は二話ともに、仁和寺のお坊様の話。

 また、第五十四段は御室(京都の御室)の法師の話。

 

 第五十四段の始まりは

 

 御むろにいみじき児(ちご)ありけるを、いかでさそい

 いでてあそばむとたくらむ法しの有りて、、、

 

という文から始まる。

 

   

つれづれ種(徒然草)

正徹とは 清巌正徹/正徹の書写した『徒然草』は現存最古の写本

卜部兼好 吉田 兼好  1  

卜部兼好 吉田 兼好  2   

つれ/″\種 上  正徹本 1  一段~二段(3頁)

つれ/″\種 上  正徹本 2  二段~八段(3頁)

つれ/″\種 上  正徹本 3  八段~十四段(5頁)

つれ/″\種 上  正徹本 4  十四段~十九段(6頁)

つれ/″\種 上  正徹本 5  十九段~二十三段(4頁)

つれ/″\種 上  正徹本 6  二十三段~二十七段(3頁)

つれ/″\種 上  正徹本 7  第二十三段~第二十七段(3頁)

記録、抜ける

つれ/″\種 上  正徹本 8  第三十三段~第三十七段(3頁間)

つれ/″\種 上  正徹本 9  第三十七段~第四十二段(4頁間)

つれ/″\種 上  正徹本 10  第四十二段~第四十四段(四十三段写す)

つれ/″\種 上  正徹本 11  第四十四段~第四十八段(第四十五段 写す)

つれ/″\種 上  正徹本 12  第四十八段~第五十二段(第五十一段 写す)

つれ/″\種 上  正徹本 13  第五十二段~第五十三段(第五十二段~第五十三段は仁和寺の話。京都の中では、第五十二段~五十三段は語り継がれる場合も多い)

つれ/″\種 上  正徹本 14  第五十二段~第五十四段は法師と児の話)御むろにいみじき児(ちご)ありけるを、いかでさそい   いでてあそばむとたくらむ法しの有りて

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『阿波人形浄瑠璃』人形浄瑠璃と、文楽との比較  東大寺公演 2024年

2024-12-19 | 舞台・芝居

  阿波人形浄瑠璃』人形浄瑠璃と、文楽との比較  東大寺公演 2024年

 

 

 始めて人形浄瑠璃を見た。

 民俗学の開設の多くに、人形浄瑠璃は文楽に比べて土着てき要素が強いと記されていたが、まさにそういった場面に出くわした。

 

 東大寺といった近代的なホールで開催された阿波の人形浄瑠璃であったが、

 徳島の地元民に根強く密着した味わいを肌で感じた。

 

 まず、真正面の前方から三列は関係者席で、その関係者が満員であった。

 人々は親しげに、口々にあいさつを交わされていた。

 村で行われているときなどは、酒など交わされていらっしゃるのだろうかと勝手に想像し、ほほえましく感じた。

 

 またわたくしの横にお座りになられた90歳手前のご婦人は、毎年この『阿波人形浄瑠璃』を楽しみにされていらっしゃるという。

「傾城阿波の鳴門 十郎兵衛住家の段」の筋書きを事細かに教えて下さったり、お芝居や阿波踊りの時には、目をしばしばとさせておられた。

 徳島のどこそこ(忘れました)でお生まれになり、大阪で40年暮らし、今は奈良に住んでいらっしゃるという。

 90歳前のご婦人はお元気で、『阿波人形浄瑠璃』や阿波踊りについていろいろと教えて下さった。

 

「『阿波踊り』っていうのは、昔子供の頃は、あんな良い恰好をしておられなかったのよ。昔は女の人の長襦袢(着物の下に着る下着の着物)を着て、鉢巻きまいて踊ってられたのよ。(要約)」

 なるほど、そうなんだと、納得した。

 

 

 人形浄瑠璃は土着性が強いと上に書いたが、『阿波人形浄瑠璃』と文楽の違いでも、色々と感じたことがあるので、記録しておきたい。

 

『阿波人形浄瑠璃』の「傾城阿波の鳴門 十郎兵衛住家の段」は、阿波の方なら知っておられる方も多いのではないか?と感じた。

 筋書きは歌舞伎のように単純で、実娘と母が再開するが、父親は分かれた実娘と同じくらいの年齢の娘にたかり、偶然だが、殺してしまう。

 この父親の心理状態が、私には理解できないが、阿波の方はまた違った感想を持たれるのであろう、、、

 

『阿波人形浄瑠璃』は文楽に比べて、土着的だが芝居性が高い。

 見得を切る場面や形を作る場面は、歌舞伎さながらで、芝居的に考えるならば、文楽よりもデフォルメが強く、見慣れている。

 ただし、こういった山場でさえも、人形浄瑠璃の場合は大向こうはおろか、手をたたく人は一人もいない。

 この点にお家、私の考えていた人形浄瑠璃は、期待を裏切ることとなる。

 皆が静かにのめりこんで聞いているか、或いは大きな鼾(鼾)をかいて眠っておられた。

 

 不思議なので幕間に、90歳のご婦人に聞いてみた。

「そうやね、手はたたかへんねぇ。お芝居が可哀そうだから。(要約)」

 

 そうなのだ!浄瑠璃は文楽とは違って、山場でも手はたたかないのだ。

 そのくせ、あちこちで、カメラや携帯カメラの音が激しい。

 歌舞伎が好きな私は山場で高揚した行動をとらない浄瑠璃は、能楽とは違って、物足りない感じがしたというのが本当のところ。

 おそらくもう見ることはない浄瑠璃だが、文楽との違いも感じ取ることができ、有意義であった。

 一月新春、大阪の国立文楽劇場で文楽が開催されるが、行ってもいいかな、、、と、心が動き始めた。

 

 また、最後に阿波踊りを披露されたが、隣のご婦人は懐かしさに、目をしばしばなさっておられた。

 阿波踊りは二度ばかり言ったが、もう一度行きたいなと感じた。

 

 

2024年12月7日(土)

「寿二人三番叟」

「傾城阿波の鳴門 十郎兵衛住家の段」

「大仏連」の阿波おどり

 

 

太夫/竹本友和嘉

三味線/鶴澤友勇

人形座/青年座・とくしま座

佐藤憲治 徳島県立阿波十郎兵衛屋敷館長

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする