『京都市交響楽団 第696回定期演奏会』ヤン・ヴィレム・デ・フリーント指揮 ★ John Dowlandの曲有り★ チェロの森田啓介氏 客員主席、舞台中央
『京都市交響楽団 第696回定期演奏会』では、なんと!私のとても好きなジョン・ラウランド( John Dowland)の度々口ずさんでいる曲が、豪華にバイオリンなどの弦楽器で演奏されました。
普段はリュートで聞いているだけに、この趣向は興味深かったです。
ジョン・ラウランドはずいぶん前から好きなので、このブログでも何度も記録させていただいております^^
ただ、ジョン・ラウランドに続けて他の曲が始まったので、驚いてしまいました。
ああ云った中世音楽は、拍手はしないものなのでしょうか?
曲の長さは数分でした。
ダウランドの曲は外にもいい曲がいっぱいありますので、複数曲を演奏していただきたかったです、、、
指揮者ヤン・ヴィレム・デ・フリーント氏は指揮坊は持たず、Y・シモノフ氏にほんのわずかな部分だけが類似していて、両手、身体全体に感情をこめて表現され、指揮をされていらっしゃいました。
「夏の夜の夢」の「序曲」では身体全体、時には舞ったり、飛び跳ねたりして指揮をされていました^^
二曲目の「弦楽と打楽器のためのフラトレス」は、普段菊局とは違った幻想的な感じ化し、絵画が目に浮かぶようでした。
幕間を挟んでの三曲目は、待ってました!たっぷり!の「弦楽合奏のための『あふれよ、涙 』」
ダウランド:涙のパヴァーヌ 『流れよ、わが涙』 John Dowland:Lagrima
これがわたくしの好きなダウランドの曲の一つ。
『あふれよ、涙 』と『流れよ、わが涙』という具合に言葉は多少違いますが同じものです。
拍手の間もなく四曲目は、『シューマン:交響曲 第2番 ハ長調 作品61』
この曲も他の曲と同様非常に良かったのですが、三曲目と四曲目の間がなかったせいか、観客の中には戸惑っておられる方もいらっしゃり、第二章と第三章の間で、拍手が起こってしまいました。
アンコール曲は、ダウランドかしらん、、、と期待していたのですが、ございませんでした。(涙)
何度か聴いたことのある森田啓介氏が客員主席で、舞台中央にいらっしゃいました^^
コンサートの全体を通しても一曲一曲を取り上げても、、、すべての曲が美しく、力強く、印象的で楽しむことができました。
ブラボー!!