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(写真は大阪の道頓堀。1月10日の十日戎の宝恵駕篭の日に。 )
記録だけ
2009年度 14冊目
『江戸 職人図聚(しょくにんずしゅう)』
三谷 一馬 著
株 中央文庫
1984年12月 立風書房刊
2001年12月10日
508ページ 1238円+ 税
先日宮田 登の本を読んだ後、 『江戸 職人図聚(しょくにんずしゅう)』をずっと読み続けていたが、今日までかかってしまった。
内容といい、絵といい、出典といい、面白くてたまらない。
江戸職人の様子がわかるばかりではなく、芝居に出てくる商売や仕事や衣装や鬘(カツラ)などが鮮やかによみがえってくるから、楽しくてたまらない。
芝居を思い浮かべながら読んでいると、かなりの時間を費やしてしまう。
又『しげり柳』を初めいろいろな川柳も多く載せられている。
読んでいると、夫や娘や息子がそれぞれにちょっかいを出してくる。
本を取り上げて見入ってしまうものや、いろいろと質問してくる者。
多分、私がよほどにやけた阿呆な顔でこの本を読んでいたのに違いない。
電車内の移動時間ではなく、自宅で読んでいたのがせめてもの救い。
いろいろ気になる事が書かれていたが、中でも疑問が一つ生じた。
歌舞伎などで度々出てくる『紙衣』
歌舞伎では『紙衣』のことを「かみご(かみこ・・・と発音される方も中にはおられる)」という。役者たちは声を大にして上の呼び方で統一する。
しかしながら 『江戸 職人図聚(しょくにんずしゅう)』の中では『紙衣』のことを「かみころも」世読み仮名がふられていた。加えて、「『紙子』とも言う」と記してある。
本来の呼び方はどちらが正しいのであろうか・・・。
課題として、近々調べねばと思う。
こりゃ!えらい本を選んでしまった・・・。
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