乱鳥の書きなぐり

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平城宮跡の出土品 植物文様と唐草文様の瓦 (奈良市役所・庁舎内)

2009-03-06 | 美術・文様・展示物

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 以前記録したように、一月 平城宮跡を訪れた。

 平城宮跡はとても広い。

 雪の降る中を歩くには、少し辛い。

 近くに資料館などもあるのだが、時間が到底足りない。

 仕方なしに、その日は諦めることにした。

 

 平城宮跡の新大宮駅側には奈良市美術館(イトーヨーカドー)と、奈良市役所・庁舎がある。

 興味深いことに 奈良市役所・庁舎の中には、縦5m・横6.5m、縮尺千分の一の平城京の模型が展示されている。

 また 平城宮跡からは、いろいろなものが出土。

 奈良市役所・庁舎の中に出土品の一部が展示されているのは、誠にありがたい。

 

 新大宮駅から10分くらい(?)歩くと、奈良市役所・庁舎。

 奈良市役所・庁舎の中をずうっつ~と通る抜けると、奈良市美術館という具合。

 窓口が開かれているあいだは生活通行場の一部とさえ言える奈良市役所・庁舎の廊下近くから、出土品はみることができる。

 

 展示されている部屋は、博物館にも劣らぬ光の設定。

 光を通しにくいであろうケースに、丁重にしまわれている。

 私は上の写真を、フラッシュ無しで撮らせていただいた。

 

 上の瓦(写真1,2)は、植物文様。

 イランなどでも、上とよく似た連花文様を、どこ彼処で多く見ることができる。

 写真2の平たい方の瓦は、植物文様。

 一般にいう唐草文様が顕著に認められる。

 私は写真1,2のような植物文様や唐草文様が好きなので、二枚を選びカメラに納めた。

 

 平城宮跡から出土したものを、随分前に調べたことがある。

 その中で興味をひいたのは、鬼瓦だった。

 ここから出た鬼瓦には、鳳凰や聖獣のような柄が彫られていたように記憶している。

 私は吉祥文様や聖獣柄も好きである。

 

 平城宮跡からの出土品では、新聞に載せられた木簡などは有名。

 しかしながら、木簡は奈良市役所・庁舎にはない。

 

 写真のような瓦の他には、古銭なども展示。

 奈良市役所・庁舎ながらにして人目に付く方法でこういった出土品の展示をされていると、平城宮跡の広がりと 歴史の重みをイメージとしてつかみやすくさせてくれ、ありがたい。

 落ち着いた独特の雰囲気を持つ役所空間は、拍手に値する。


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3 コメント

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TB、ありがとうございます。 (国立新美術館と世界 様^^)
2009-03-14 10:36:13
TBをありがとうございました。
感謝申し上げます。

今日まで気づかず、お礼が遅れましたことをお詫び申し上げます。

ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
返信する
コメントをいつもありがとうございます★☆★ (ししさま^^)
2009-03-06 13:29:24
ししさま
コメントをありがとうございます★☆★
めちゃめちゃ嬉しいです!

え!そうなんですか。すごいですね。
金が塗ってあり残っていたなんて、ドラマティックですね。
偶然性の幸運、すごく素敵ですね。

カープの由来、金のしゃちほこ・・・夢は彼方、タイムスリップして楽しんでしまいますね。
教えて下さいまして、ありがとうございました。

明日からおやすみですか。
何かご計画は練られているのでしょうか★^^★
♪♪♪^^
返信する
いろいろなものが出土 (ししです。)
2009-03-06 12:32:56
昨日地元の新聞の一面をみてビックリしました。原爆で倒壊した広島城のシャチホコが近くの発掘された井戸の底から発見されました。表面は金が塗ってあって、水に浸っていたからそのまま出土したみたいです。現在の城のしゃちほこは、実は「鯉」で、鯉が屋根に乗っています。広島城のことを地元では鯉城といっています。だから広島のプロ野球は「カープ」って名前をつけています。余談ですが、秀吉さんがしゃちほこに金を塗ってイイって許可したのは名古屋とか全国でも数えるくらいで、如何に広島の毛利さんが秀吉さんに信頼されていたかが読み取れるようですね‥。歴史って面白い。
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