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落ち紅葉 NO.2
苔の衣 & 憂いの紅葉
京都の大原、三千院で苔の上に落ちた紅葉は少し時間がたっていました。
苔の水分に後押しされて、土との同化を始めている自分の体に気づきことのもなが無しさ……紅かった時分に己を誇りに 寒さに耐えているようで、少し痛々しく 忍びない思いでした。
そんな私の気持ちなど気づかない苔は、今が自分の晴れ舞台とばかりの様子。鮮やかな苔色がなぜか物悲しい・・・・・・その姿は憂いを秘め 苔の衣をまとったもの悲しき紅葉の精のように 私の心には映っていたのです。
落ち葉くんたちも落ちる所がいいと、クシュとしてきても、風情があるんですね。また、そういうところに楓の木はあるんですよね。庭士さんはくせものです。
今朝、新日曜美術館で千住博氏のアメリカ・フィラデルフィアにたつ日本建築「松風荘」の20枚のふすま絵の作成の様子が放映されていました。日本と海外というのを意識した生き方の彼がどう取り組んだのかというのがおもしろかったです。
脱線しますが…
昨夜 東大寺の大仏(1/4のサイズ)の再現を見ました。大仏を作った意味合いなども話されていましたが…仏界の宇宙を表した鮮やかな色合いの『世界』をコンピューターグラフィックで再現されていましたが、組柱?の上の『唐草文様』部分をナレーションも宮本亜門さんも『雲のような模様…』と説明されていましたが、テレビを見ているとシルクロード関係の放送って、ミスも多いですね。この文様は諸外国にいろいろと共通しているので、興味が持てます。
この『仏界の宇宙』は三千院にも再現されていました。確か四天王寺にもこういった色彩が使ってあったような。信貴山の四天王像(小)も昔の大仏の近くに置かれていたとされる四天王像のようは色使いの物がありました。
文様や仏像や色彩や美術工芸品や文学等あらゆるの文化を比較しながら見るのは楽しいですね。
えみこさん、2000ヒット、おめでとうございます。
これからも楽しみに読ませていただきます。
えみこさんって…梅若氏と同年のチキンラーメンでしたか?
お互い 学生時代、いろいろな意味でよき時代をにすごしたようですね。なんだか、うれしいです…これからも宜しくお願いいたします。
さて、チキンラーメン・・・?大学は違いますよ。私は関東には数えるほどしか行ったことがないのです。
でも、生まれ変わった時に一度は美学の学生になってみたいです。
襖絵の展覧会って確か来春に奈良であったような?違ったかな…
膠って風土によっては使えないのですか…結構身近な材料で、昔家族が画材の膠でゼリーを作ってくれました(笑)画材膠ゼリーを食べてしまったけれど、元気です。
信貴山の四天王像は回廊?みたいなお堂の中の四方の終えの部分に掘られているものです。(無料)誤解を招く書き方をしてごめんなさい。ピンボケの写真があったと思いますので2,3日だけUPしておきますので、よろしければ見て下さい。ついでに『鮮やかな色彩』も入れてみます。
私もできることなら、一度美学の学生になってみたいな。
チキンラーメンは昭和33年夏に発売された商品なのです。
この時代に生まれた学生時代って、アングラ劇は下火…石川淳や安部公房や大江健三郎をジーンズの後ろポケットに入れて、気取ってましたよね。山の上でサイフォンでコーヒーなんてばかげたこととか…島とか一人旅も流行っていた…楽しい思い出が多いです。
一人旅と言えば、岬めぐり(曲)かな。私は学生寮に入っていて、寮祭なんてのがあり、男子寮の先輩たちにダンスを教わりました。ギターも流行ってました。
寮から出てからは、銭湯で近所のお婆さんたちに混ざって入浴するのが楽しみでした。
マリーゴールドで何かを染められたのですか?素敵ですね。自然色って難とのいえない味わいがあるのでしょうね。植物の種類によって、いろいろな色が楽しめるのでしょうね。
じゅうたんなどでも化学染料と自然植物染の糸の違いは、結構わかりますね。
うらやましいな。