乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

南都春日・興福寺古儀2011薪御能(たきぎおのう) 「岩舟」「鬼瓦」「花月」(7景)

2011-05-22 | 能楽・狂言



        「南都春日・興福寺古儀2011薪御能(たきぎおのう)」 奈良県庁前



 南都春日・興福寺古儀 薪御能を楽しんでまいりました。




 咒師走りの儀は11時から 春日大社舞殿

          金春流能「翁」 金春穂高 ほか


 南大門の儀  17時半~ 登大路園地(奈良県庁前)
 
          金春流能「岩舟」金春安明 ほか
          火入れ 興福寺衆徒
          大藏流狂言「鬼瓦」茂山千五郎 ほか
          観世流能「花月」観世喜之 ほか


          料金 4,000円(協賛証) 




 わたくしは17時半から奈良県庁前の無料席にて、立ち見で拝見させていただきました。

          金春流能「岩舟」金春安明 ほか
          火入れ 興福寺衆徒
          大藏流狂言「鬼瓦」茂山千五郎 ほか
          観世流能「花月」観世喜之 ほか











 『舞台あらため・外僉議(げのせんぎ)』


 ただでさえ格好の良い僧兵(写真は東大寺聖武祭の僧兵さまたち)により、能楽が行えるかどうかを調べる儀式、『舞台あらため・外僉議(げのせんぎ)』が行われました。

 和 紙三枚を踏み、湿り気があれば 公演を中止するという古儀だそうです。

 薪御能は、野外の芝生で行われたので、紙を敷き踏んで芝の状態をみたということです。

 その後別の僧兵が、観客に上演有無の結果を伝える外僉議文が読み上げられます。

 これらの儀式は他では見ることのできない薪御能だけの特色だと言うことです。

 この儀式を見ることができ、喜びはひとしお。

 興奮いたしました。

 
 ♡


 はじめて聴く「岩舟」「花月」は素晴らしく、このよるは興奮気味で明け方まで眠ることが出来ません。

「岩舟」の金色の面や龍冠は姿よく、「花月」のシテやワキ、言葉と曲の美しさに魅了されたのでした。




 



 翌日の21日は有料・無料席共に見ることができませんでしたが、演目等を記録しておきたいと思います。


 春日若宮拝の舎 14時~ 登大路園地(奈良県庁前)


          御社上がりの儀 春日若宮拝の舎 14時~

          金春流能 葛 城(かつらぎ) 金春欣三ほか


 南大門の儀 17時30分~

          金剛流能 羽 衣(はごろも) 金剛永謹ほか
          火 入 れ 興福寺衆徒
          大蔵流狂言 土筆(つくづくし) 茂山茂ほか
          宝生流能 鵺(ぬえ) 辰巳満次郎ほか







 とても素晴らしい  南都春日・興福寺古儀 薪御能

 将来は昼の儀から、両日晴れの日分を本来の地で楽しみたいと思います。





 今回は上演中の写真撮影禁止でした。

 始まる前と、大蔵流狂言 土筆(つくづくし)と宝生流能 鵺(ぬえ)の幕間の15分間の休憩に、景色を写しました。

 ここからは写真のみにて失礼申し上げます。

 見ていただければ、嬉しいです。

































   
     


 おつきあい下さいましてありがとうございます。とても嬉しいです。



 
 又、親切にしてくださいました関係者のみなさま、

 楽しいひとときを過ごさせていただきましたお知り合いになった方々、

 心からお礼申し上げます。ありがとうございました。











コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 晴れ女        | トップ | 南都春日・興福寺古儀201... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「梶原源太は男でござるてなぁ!」 (Rancho)
2011-05-23 13:15:33
 SiSiさん、「安芸のはやし田」と能「箙」、ありがとうございます☆
 撮影禁止は多いですね。SiSiさんのおっしゃる事、すごくわかります。当日わかるって言うのも、かなり残念ですね☆今回の薪御能はあらかじめパンフに表示されていました。(^^)
 
 今回の「箙」はまだ見た事がありません。後シテでは梶原源太の霊がのりうつるのでしょうか?梶原源太は歌舞伎でも多く取り上げられていますが、手折った梅一枝、背腰にさし、カッコいいですね。

 SiSiさんの撮られた「箙」は摺り足が聞こえてきそうです。又、後シテの飛び上がり切るすがた!わたしはこのような能楽写真を見た事がありません☆梶原源太の霊、おっとこまえや!と何度も見入っています♩

 最近、能楽も謡曲も楽しくて仕方がありません。能楽を見聞きした後は、心が満足して穏やかです。日本の伝統芸能は素晴らしいものが多いですね!

 長くなってごめんなさい。
 子が広島に行き、海が美しい、お料理がおいしかったと満足していました。(*^_^*)

 SiSiさん、コメントを頂戴しありがとうございます☆とっても嬉しいです♩
返信する
Unknown (SiSiです。)
2011-05-23 11:42:31
薪能、楽しまれたようですね。鵺は神楽にも演目があります。面がいいですね。

能は撮影禁止が多いですね。最近、神楽の大会も撮影禁止が増えております。私くしにとって、この4文字は死ねということに等しいのですが。朝早くに起きて高速を飛ばして、着いたところが撮影禁止‥。そんなの予め告知してくれ、行かないから、って主催者に文句を言いたくなります。
返信する
こんにちは~~☆ありがとうございます☆ (Ranchoより)
2011-05-22 17:40:38
 てくっぺさん、こんにちは(*^.^*)
 嬉しい楽しいコメントに感謝!ありがとうございま~す☆

 秩父神社の山車歌舞伎は素敵ですね!!
 薪能もあるのですか?
 いいないいな♫

 てくっぺさんのページで拝見してから、山車の上で行われる歌舞伎が見たいなと考えています。
 こちらの近くでは滋賀県長浜であリます。
 よるが遅くなりそうで、一人ではちょっと(^^;;)
 いつか楽しんでみたいなと夢みています。

 秩父夜祭は本当に楽しそうでいいお祭ですね!☆

 てくっぺさん
 お身体の調子はいかがですか?
 GG、気をつけて下さいね☆♫
返信する
こんにちはです。^±^ノ (てくっぺ)
2011-05-22 17:20:10
薪能は、秩父夜祭でもやることがありかもしれません。^±^
まあ、歌舞伎がほとんどですが、いつも能と歌舞伎を祭りの屋台の上で、秩父神社で開催するんですよ。
去年は着いた時間が遅くて、もう終わってました。^±^
返信する

コメントを投稿

能楽・狂言」カテゴリの最新記事