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記録だけ
2009年度 38冊目
明治大学公開文化講座 XV
『越境する感性』
発行 明治大学人文科学研究所
風間書房
平成8年3月20日 第1版発行
800円+税
昨夕読み始めた『越境する感性』。
早朝に起き、今朝6時に読了。
この本も大阪府立図書館から借りていただいた。
『越境する感性』は
一 「出家」後の問題
-悟りと超能力- 三浦清宏
二 スペイン語圏における日本文学の受容
オエスト・ロベルト
三 『夕鶴』からの問いかけ 菅井幸雄
四 外から見た日本的感性 マーク・ピーターセン
などをテーマにした公開講座をまとめたもの。
三浦清宏さんのお話は、或意味! かなり面白くて 笑い転げた。
私の笑いの壺にはまりこんでしまい、我慢できない。
あまりにおかしいので、声を出して読んでいると、余計に笑いがこみ上げてくる。
あまりに楽しそうだったものだから、息子が部屋を除きにくる。
面白いテレビでも見ていたのかと思ったそうだ。
明治大学公開文化講座の本を読んで、こんなに笑い転げる人もいないだろうと、不思議がる。
食事の時、ほんの内容やその旨家族に話すと、みんな楽しそうだった。
こういった先生のお話は、内容にかかわらず好きだな・・・。
菅井幸雄さんの 三『夕鶴』からの問いかけ は興味深かった。
民話『鶴の恩返し』からドラマ『夕鶴』へ (96~)の民話のもつ七つのパターンは参考になった。
1恩返し-結婚生活
2脅かすもの-人間
3収入からの心変わり
4苦悩-見ないで
5機織
6のぞき
7離れ
5機織は繭にも通じるものを感じ、女の一生を思わせる。
4苦悩-見ないで→6のぞき→7離れといった『見るな』のパターンは民話には数多く、興味深い。
以前 チョコボールのキョロちゃん人形を使って遊んで作ったお話(http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/e551ab488caec7b6f8dde5da17e9a8c3『お ん な』) を思い出す。
本日も、記録のみにて失礼いたします。
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