チェコ共和国
チェコ共和国(Wikipedia)
通称チェコは、中央ヨーロッパにある共和制国家。
首都はプラハである。
国土は東西に細長い六角形に近い形をしており、北はポーランド、東はスロバキア、南はオーストリア、西はドイツと国境を接する。
概要
国体が常に激しく変化して来た歴史を持つ国家の一つである。
かつてはチェコスロバキアと呼ばれた共産主義体制国家の構成地域であったが、1989年からの革命によってその体制が崩壊したことから、1993年にチェコとスロバキアへ分離して現在の同国が成立した。
NATO・EU・OECDの加盟国で、中欧4か国からなるヴィシェグラード・グループの一員でもある。
国名
正式名称(チェコ語)は Česká republika(チェスカー・レプブリカ)。通称は Česko(チェスコ)。
英語での公式名称は Czech Republic[6]であった。
チェコ外務省が1993年に提唱した通称にラテン語風の Czechiaがあり、チェコ政府は2016年4月14日に公式にこの略称を英語圏および国連に向けて使用することを発表したが、現在一般的に使われているとは言いがたく、Czech Republic をそのまま用いることが多い。
ドイツ語では Tschechische Republik。
外務省統
表記はチェコ共和国である。
通称チェコ。かつての外務省書類などではチェッコという表記が使用された。
かつてひとつの国家であった「チェコスロバキア」の英語での綴りは Czechoslovakia である。
これは1918年の建国時にチェコ民族とスロバキア民族によるひとつの国家として建国されたものであるが、日本では「チェコスロバキア」の短縮形として単に「チェコ」を使う場面もみられた。
チェコ共和国の国境が現在のようになったのは1993年になってのことである。プラハを中心とした Čechy、ブルノを中心とした Morava、さらにポーランド国境近くの Slezskoの3つの地方がチェコ共和国を形成している。
ボヘミア地方を示す Čechy(チェヒ)をチェコスロバキア建国の命名に採用しているが、もちろん国家にはモラヴィアもシレジアも入る。
歴史的に、チェコ語における Čechy、および英語の Czech では、「ボヘミア地方」のみを指す文献もある。
そのため、特にチェコ共和国という国家としての表現を必要とする場合、「チェコ共和国」、Česká republika、Czech republic を用いる。
現在、チェコ共和国内のメディアなどで見かける Česko は、チェコスロバキア時代の通称 Československo から、形式上チェコにあたる部分を切り離した呼び名であり、チェコ共和国を指す。
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