乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

化物和本草 6 四丁裏 五丁表  山東京伝作 葛飾北斎画 寛政十 版元 山口屋忠右衛門

2020-08-09 | 山東京傳

 

 化物和本草 6 四丁裏 五丁表  山東京伝作 葛飾北斎画 寛政十 版元 山口屋忠右衛門

 

 

 化物和本草 3巻

 山東京伝作 1761-1816

 葛飾北斎画 1760-1849

 版元 山口屋忠右衛門

 寛政十 (1798)

 18cm

 黄表紙

 早稲田大学所蔵

 早稲田大学図書館 (Waseda University Library)

 

化物和本草 四丁裏

平どばから蛇(じや)

このじやハまいねん六月

朔日ふじまつりのこち

しよくのどくふのなり

よりあらハた、じや也、

まなこハしんちうの

ビヤうのごとく

したとしり、をのけん

とハ、むめづけのごとく

あかしをうたい、

むぎわうのやうに

こがねいろにひかが

あしは なけれど、

よくなにゝても

まきつくなり、

大きなるもあり

ちいさなるもあり

 くわゝも

 なんとも

   なき

   蛇(じや)なり

 

化物和本草 五丁表

じやが

  曰

お女中

いつ

しよ

 に

ゆかふ

また

しやれ

わしや

  /\

 

化物和本草 四丁裏  下

    のうこわや

     たすけて

       たべ

 

 

    小ぞうが曰く

    みちがぬりつて

    ねから しやから

    にげられぬ

挿絵には、蛇と、蛇の目傘

蛇が、蛇の目傘のお女中を見て

  じやが

    曰

  お女中

  いつ

  しよ

   に

  ゆかふ

  また

  しやれ

  わしや蛇

    /\

と声をかけ、一緒に行こうと誘う。

 

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