乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

能楽 杜若 (KAKITUBATA)

2006-09-23 | 能楽・狂言
       能楽 杜若(KAKITUBATA)

       作者  世阿弥

       シテ  上田 恭三  (杜若の精)

       ワキ  村山 弘   (旅僧)

       大  石井保彦   太  井上恵介
       小  武村英敏   笛  相原一彦

       後見   豊嶋幸洋  豊嶋晃嗣

       地謡   十名


 法隆寺のある奈良の斑鳩の里で、昨夜観月祭がおこなわれた。

 仕舞、狂言に続いて最後は能楽。
 かがり火の火の粉も空にまいあがり、観客は静粛に舞台を眺めている。

 ワキの旅僧に続いて、シテの杜若の精登場。

 杜若の精母締めの装いは若干船弁慶を思わせる。面、能装衣、足元などどれをとっても美しい。
 

 話の流れは三河の国八橋で旅の僧が杜若の花に見とれている。
 すると一人の里女(杜若の精)があらわれ、在原業平の歌を謡い出す。

「♪KAKITUBATA~KITUTUNARENISI~TUMASIAREBA~
            HARUBARUKINURU~TABIWOSIZOOMOU~♪」
『伊勢物語』で有名な在原業平の『KA・KI・TU・BA・TA』の文字を頭に韻を踏んで読んだあまりにも有名な和歌の一首。

 やがて花の精は業平をたたえて舞を披露する。



 花の精は薄衣を羽織、頭には男性の冠をかぶって業平になりきり、美しさと凛々しさ、また業平の妻に対する思いやりの優しさや切なさ、旅の不安などを見事に舞わける流れが優雅であった・・・



 余談ですが奈良の斑鳩小学校では数年前から『能の授業』を受けることができるそうです。
 このときの講師は杜若の精を演じておられた上田恭三さんだそうです・・・うらやましい・・・
 子どもの方も伝統芸能に慣れ親しみ、楽しんで本格的に取り組んでおられるお子達も何人かいらっしゃるようで、将来に継承されるのかと思えば、今から楽しみですね・・・
 そういうと諸大学などでも能のクラブがあったりカブキや伝統芸能の役者さんや演者を講師に迎えての授業を組んだりと、本当にうらやましい限りです・・・










  最後に……



 能・狂言の鑑賞暦が浅いため、間違いや失礼が多々あると思われますが、お許しください。

 能・狂言について 知らないことばかりで、多分かなり間違ったとんちんかんなことを書いているのではないかと感じてはいるのですが……私の場合今のところここまでしか理解できておりません。

 後日読み返して 多分恥ずかしい思いをするのではないかと感じています……

 忘れない為に記録をつけるつもりで書き込んでおりますが、間違い、お気づきの点がございますればお教えいただけましたたなら 幸いです。

 どうぞ宜しくお願いいたします。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 観月会 『佛師』 | トップ | 南京町(神戸) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

能楽・狂言」カテゴリの最新記事