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蝶の舌
LA LENGUA DE LAS MARIPOSASBUTTERFLY TONGUES
満足度 ★★★★★
感動度 ★★★★★+★
スペイン 1999年
監督 ホセ・ルイス・クエルダ
原作 マヌエル・リバス
脚本 ラファエル・アスコナ 撮影: ハヴィエ・
キャスト フェルナンド・フェルナン・ゴメス
マヌエル・ロサノ
ウシア・ブランコ
アレクシス・デ・ロス・サントス
ゴンサロ・ウリアルテ
タマル・ノバス
グレゴリオ先生とモンチョ少年との出会いと人間愛。
先生からは人生を左右し、大きく感化される。
グレゴリオ先生はモンチョが繊細で敏感で好奇心と知性にある子供だと見抜き、注意深い接し方ます。
学識深く知性豊か かつ愛情深いグレゴリオ先生。
素直で利口なモンチョ。
二人はいつしか師弟関係或いは年齢を超えた心の通じ合う人間愛に満たされていました。
モンチョはいつしか少年から少しづつ背伸びし始めようとします。
まるでさなぎから蝶に変わろうとする工程を見ているようです。
そんなモンチョを先生は温かく見守り、自分の知識をできる限り少年に教え伝えようとします。
見ていると時間に終われたようにさえ映る増すが、自分の身の上に起ころうとして居る最後の瞬間まで、純粋な少年に語り続けます。
先生は自然や愛や世の中のことを生徒たちやモンチョに教えます。
グレゴリオ先生は蝶の舌についても語ります。
「今は隠れていて見えないけど、蜜を吸う時に巻いていた舌を伸ばすんだよ…」
先生は
『今はまだ訪れないが、やがて来る新しい時代への期待と希望が隠されたものなのかもしれない。その日が来るまで、のびのびと自然の中を生きていてほしい。そんな先生の願いは、彼の引退の日、生徒たちみんなに放たれる。自由に飛び立つんだよ。』
といった願いを蝶の舌に比喩して伝えたのでした。
そして例の1936年スペイン内戦の幕開け。
労働者階級や自由主義者たちの恐慌を恐れ、特権階級(地主や教会、資本家)が軍部にはたらき掛け、それぞれの地域で独自のクーデターへの準備が開始された。
またグレゴリオ先生と司祭も険悪なムードが漂っていたのでした。
モンチョの両親はとらえられ連行さ列ことを避けるために、家中の共産党関係の書物や新聞、ポスターなどの全てを焼き払ってしまいます。
またモンチョには、
「グレゴリオ先生仁スーツを差し上げたことは誰にも言ってはいけないよ。」
「本当のことだもの。」
「本当でも言ってはいけない。」
モンチョはとても悲しい翔りを見せていた。
とうとう知っている人たちがみんな『アカ』として連れて行かれる。
何人か知っている人たち。
母は家族の安全のために、
「アカ、裏切り者。さああなたも言うのよ。」
と夫にも促す。
最後に出てきたのはグレゴリオ先生…
複雑なモンチョ…
グレゴリオ先生はモンチョの顔を見つけて安堵の顔をする。
悲しみの後困惑を隠しきれないモンチョ…
母はそんな彼の心の痛手も知ることもなく家族のためにモンチョに促す。
「アカ、裏切り者。アカ、裏切り者…さあ、モンチョも言うのよアカ、アカ…」
困ったモンチョ。
振り返るグレゴリオ先生。
モンチョは一端地面に目をふしてシバラク考えた後大きなはっきりとした声でグレゴリオ先生を真正面から睦めていうのだった。
「アカ、裏切り者。アカ、裏切り者。」
そしてモンチョは一言、
「蝶の舌!」
この最後の少年の言葉を聞いたとたんに涙が溢れ出してしまった…
この映画を見ることができて良かったと思える瞬間でした。
LA LENGUA DE LAS MARIPOSASBUTTERFLY TONGUES
満足度 ★★★★★
感動度 ★★★★★+★
スペイン 1999年
監督 ホセ・ルイス・クエルダ
原作 マヌエル・リバス
脚本 ラファエル・アスコナ 撮影: ハヴィエ・
キャスト フェルナンド・フェルナン・ゴメス
マヌエル・ロサノ
ウシア・ブランコ
アレクシス・デ・ロス・サントス
ゴンサロ・ウリアルテ
タマル・ノバス
グレゴリオ先生とモンチョ少年との出会いと人間愛。
先生からは人生を左右し、大きく感化される。
グレゴリオ先生はモンチョが繊細で敏感で好奇心と知性にある子供だと見抜き、注意深い接し方ます。
学識深く知性豊か かつ愛情深いグレゴリオ先生。
素直で利口なモンチョ。
二人はいつしか師弟関係或いは年齢を超えた心の通じ合う人間愛に満たされていました。
モンチョはいつしか少年から少しづつ背伸びし始めようとします。
まるでさなぎから蝶に変わろうとする工程を見ているようです。
そんなモンチョを先生は温かく見守り、自分の知識をできる限り少年に教え伝えようとします。
見ていると時間に終われたようにさえ映る増すが、自分の身の上に起ころうとして居る最後の瞬間まで、純粋な少年に語り続けます。
先生は自然や愛や世の中のことを生徒たちやモンチョに教えます。
グレゴリオ先生は蝶の舌についても語ります。
「今は隠れていて見えないけど、蜜を吸う時に巻いていた舌を伸ばすんだよ…」
先生は
『今はまだ訪れないが、やがて来る新しい時代への期待と希望が隠されたものなのかもしれない。その日が来るまで、のびのびと自然の中を生きていてほしい。そんな先生の願いは、彼の引退の日、生徒たちみんなに放たれる。自由に飛び立つんだよ。』
といった願いを蝶の舌に比喩して伝えたのでした。
そして例の1936年スペイン内戦の幕開け。
労働者階級や自由主義者たちの恐慌を恐れ、特権階級(地主や教会、資本家)が軍部にはたらき掛け、それぞれの地域で独自のクーデターへの準備が開始された。
またグレゴリオ先生と司祭も険悪なムードが漂っていたのでした。
モンチョの両親はとらえられ連行さ列ことを避けるために、家中の共産党関係の書物や新聞、ポスターなどの全てを焼き払ってしまいます。
またモンチョには、
「グレゴリオ先生仁スーツを差し上げたことは誰にも言ってはいけないよ。」
「本当のことだもの。」
「本当でも言ってはいけない。」
モンチョはとても悲しい翔りを見せていた。
とうとう知っている人たちがみんな『アカ』として連れて行かれる。
何人か知っている人たち。
母は家族の安全のために、
「アカ、裏切り者。さああなたも言うのよ。」
と夫にも促す。
最後に出てきたのはグレゴリオ先生…
複雑なモンチョ…
グレゴリオ先生はモンチョの顔を見つけて安堵の顔をする。
悲しみの後困惑を隠しきれないモンチョ…
母はそんな彼の心の痛手も知ることもなく家族のためにモンチョに促す。
「アカ、裏切り者。アカ、裏切り者…さあ、モンチョも言うのよアカ、アカ…」
困ったモンチョ。
振り返るグレゴリオ先生。
モンチョは一端地面に目をふしてシバラク考えた後大きなはっきりとした声でグレゴリオ先生を真正面から睦めていうのだった。
「アカ、裏切り者。アカ、裏切り者。」
そしてモンチョは一言、
「蝶の舌!」
この最後の少年の言葉を聞いたとたんに涙が溢れ出してしまった…
この映画を見ることができて良かったと思える瞬間でした。
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