乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

化物和本草 19 十五丁裏 十六丁表「山の神の角」「三豆の猫足」「頭の黒鼠」 山東京伝作 葛飾北斎画 寛政十 版元 山口屋忠右衛門

2020-08-14 | 山東京傳

 

 化物和本草 19 十五丁裏 十六丁表「山の神の角」「三豆の猫足」「頭の黒鼠

 山東京伝作 葛飾北斎画 寛政十 版元 山口屋忠右衛門

 

 

 化物和本草 3巻

 山東京伝作 1761-1816

 葛飾北斎画 1760-1849

 版元 山口屋忠右衛門

 寛政十 (1798)

 18cm

 黄表紙

 読んでいるのは、早稲田大学デジタルライブラリー

 

早稻田大学所蔵

 

化物和本草 十五丁裏

「山(やま)の神(かみ)の角(つの)」

◯やまのかみのつのといふハ

人のにょうぼうにはいる

つのなり、ぶんぶのまなこにハ

みへねども、おそろしき

つのなり、これみな、こゝろの

おにのしよゐにてりんき

はなハだ   しつとの

しきがつのつて

かやうのつのをはやす

   おそるべし

   やらむべし

 

化物和本草 十五丁裏

◯さんぞくの

めこあしハつねハ

しばゐにすみ

つきみとし

わすれなどの

 ざしきへ

 おり/\

  いづる

   なり

 

化物和本草 十五丁裏

◯なくこゑ

いたつて

おもしろく

しのぶ

 いらしやん

 せんかいにやあ

     /\と

     なく

 

化物和本草 十六丁表

「三豆の猫足」

   「けんざい

    みもんの

    はなしの

    たね

    じや

 

化物和本草 十六丁表

◯あたまの

くろいねづみハ

アシカといふ

けものにて、ひるハ

いねむりばかりなし

よるになると

目をさらのごとく

       に

      して

 

化物和本草 十六丁表

「頭(あたま)の黒(くろい)鼠(ねずみ)」

    あらわなく

しつぼこなどを

かきさがし、かれいの

ふねなどを

    しやぶり

 いろ/\しよかつを

       あらず

またよふけに

 しやみせんをかづるなり、

 

化物和本草 十六丁表 下

    いちどごうしや

    ますれバ

      続々だひの

      おはなしの

      たねに

       なり

        ま

        す、

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 化物和本草 18 十四丁表「... | トップ | 化物和本草 読了 20  後... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山東京傳」カテゴリの最新記事