乱鳥の書きなぐり

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映画『蛇にピアス』  2,9★/5  蜷川幸雄監督  吉高由里子 高良健吾 ARATA 小栗旬 唐沢寿明 藤原竜也 市川亀治郎 他

2022-05-11 | 映画



 映画『蛇にピアス』  2,9★/5  蜷川幸雄監督  吉高由里子 高良健吾 ARATA 小栗旬 唐沢寿明 藤原竜也 市川亀治郎 他



 蜷川幸雄監督ということなので、映画『蛇にピアス』 を見たら、そこそこに面白かった。


 吉高由里子が役に合っていた。

 私は 吉高由里子はそこそこに好きで合ったが、 吉高由里子の体を見たのは初めてだった。

 役柄に似合い、思いの外彼女の肌は荒れて吹き出物いが目立っていた。

 もしかすると監督の意図的な戦略で、吉高由里子を役柄に合わせるように、肌を荒れさせた可能性がある加茂市rウェないと、根拠のないことを考えていた。

 あと、吉高由里子の父があらわになる場面があったが、思いの外 ●輪が大きく黒かった。

 これも、監督が意図して色彩などおを強調したように感じる。


 高良健吾は印象が薄い。


 ARATAは色々な意味で目を引いた。

 ああいう役柄にもかかわらず、顔や体の肌が美しく、極端に白かった。

 また、あのようなメークにもかかわらず、真面目そうで、怖くなかった。

 身体の刺青は構図がばらけていて、絵もいただけない。

 おそらくあのアンバランス感はシバという人物のアンバランスさを描くために演出されたのであろうと思う。

 ただ惜しいのは、ああいった淡々とした人物像で、実は怖い!といった表現をするなら、ここぞというところで、デフォルメし強調し、視聴者に震撼させるべきであったのは、ARATAの役不足と言えるかもしれないと感じるのは、惜しい。

 この役は、豊川悦治を若くしたような役者が似合うと感じた。


 ところで、特別出演の小栗旬、唐沢寿明、藤原竜也、市川亀治郎はちょい役であった。

 小栗旬、唐沢寿明、藤原竜也は2場面くらいしか出なかった。

 特に、小栗旬。

 本来の美しくも演じることのできるかの小栗旬が姿をブサイクな男にメークし演じきり、ブサイクな姿で逃げていった。

 そして、ラスト一瞬であるが、夜の繁華街の大型パネル(電光ポスター?)にさらりと本来の小栗旬が映し出された。

 この手法、よくよく考えると、蜷川実花の『白鯨』を読む女が、プールサイドでのレジャーベッドで横たわる真横で、溺死しブヨブヨになった小栗旬が、植えてキタグジラのように ブハーーーーと現れた、あの起用表現法を思い浮かべた。

 蜷川幸雄にとっても、蜷川実花にとっても、小栗旬は一見宝の持ち腐れのような贅沢な使い方をしているように見えるが、実は大変重要な役目を果たすや役に出ていると感じる。


 今回も見たという簡単な記録だけで失礼いたします。

 



以下はウィキペディアより引用
    ▼

『蛇にピアス』(へびにピアス)は、日本の小説家・金原ひとみの小説であり、当人のデビュー作である。第27回すばる文学賞を受賞し、「すばる」2003年11月号に掲載された。綿矢りさの『蹴りたい背中』とともに、第130回芥川龍之介賞を受賞した。
2008年9月20日、作者本人の意向を受けて蜷川幸雄監督による映画が公開された。


監督:蜷川幸雄
脚本:宮脇卓也、蜷川幸雄
美術:稲垣尚夫
録音:弦巻裕
CGプロデューサー:豊嶋勇作
製作者:宇野康秀、梅川治男
特殊メイク:宗理起也
ヘアメイク:梅原麻衣子
ピアス製作:松本吉正
製作会社:「蛇にピアス」フィルムパートナーズ(ギャガ、アミューズソフトエンタテインメント、アークエンタテインメント、集英社、チャンネルNECO(日活)、スチューディオ・スリー)



ルイ:吉高由里子
アマ:高良健吾
シバ:ARATA
マキ:あびる優
ユリ:ソニン
特別出演
刑事:市川亀治郎
バイトのマネージャー:井手らっきょ
吉田光洋:小栗旬
受付の警察官:唐沢寿明
横山悟:藤原竜也

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