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(写真はイランのペルセポリス)
記録だけ 2008年度 49冊目
『王宮炎上 アレクサンドロス王とペルセポリス』
森谷公俊 著
吉川弘文館
歴史ライブラリー 88
2000年3月1日 第1版発行
215ページ 1700円+税
5月26日、二冊の本を読む。
まず一冊目は、『王宮炎上 アレクサンドロス王とペルセポリス』を楽しむ。
ペルセポリスが認識しはじめられたのは1500~1600年頃、イギリス人によってだったらしい。それまで之1400年頃はターケ・ボスターンと混乱されていたという記録が残っているそうだ。
ペルセポリスが炎上した理由はいろいろと言われているとのこと。出火した部屋は総て研究の上記録に残されている。
発掘当時の写真を見ると、今のそれとは似ても似つかぬ光景で、不思議な気がする。
朝から晩まで丸々三日間通い詰めたペルセポリスだが、私の知らない歴史が詰まった一冊だった。
昔はイランの人々も葡萄酒を飲み、歌って踊り、女と戯れた頃のペルセポリス周辺は、兵士も行き交い、きっと華やかなことだったのだろう。
今はハンバーガーショップ一軒だけが、ペルセポリスの前でがんばって商っている。
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