乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

雪の日の散歩道  (7景+ 小12景)

2011-02-12 | お出かけ





 わたしの住んでいる町は、自然いっぱいの方向へも歩くことができます。

 こののどかで美しい大和の散歩道は、わたしのお気に入りです。

 足を伸ばすと、大和川を見ることもできます。

 昨日はわたくしが奈良に住んで初めての大雪でした。

 久しぶりに家でのんびりしていた娘と歩きました。

 娘は大きなカメラでカシャカシャと写していましたが、わたしはコンパクトカメラ 消音でショコショコ撮って楽しんでいました。

 私の好きな散歩道のごく一部ですが、雪の奈良をご紹介したいと思います。

 見ていただければ、嬉しいです。



































    

  

   

  


 


 みなさま、見て下さいましてありがとうございます。

 心から感謝しています。





               2011年2月11日  奈良 雪の日の散歩道











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雪の日の大和川と鳥  (7景)

2011-02-12 | お出かけ




                雪の日の大和川と鳥







 2月11日の 雪景色の大和川です。




 冬になると大和川にいつもいる鳥です。

 こちらは昨年の大和川の冬鳥 (2010年02月27日 )のようすです。




 いつもの居場所は雪が積もっていましたので、鳥たちは水や水中の小石の上にいました。




 鴨たちも寒そうで、胸を膨らませています。




 泳いでいる鴨もいました。


   





 大和川沿いから奈良の河合町の町並みを見てみました。

 屋根に雪が積もっていました。




 大和川沿いから斑鳩の田畑を見てみました。

 雪がつもり、田畑の畝の模様がきれいでした。








                       2011年2月11日      奈良 大和川  散歩中に見た景色












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大和川の潜水橋(沈下橋)    (2景)

2011-02-11 | お出かけ






           大和川の潜水橋(沈下橋)







 以前から何度も記録しています大和川の潜水橋(沈下橋)です。

 今日は雪が降り今までとは違う表情を見せてくれました。

 久しぶりに歩いた潜水橋(沈下橋)の両脇には細いパイプのようなものが付けられていました。

 何のために付け加えられたのでしょうか?



 雪の大和川

 いつもは三角州のようなところで羽を休めている鳥たちは水の中で静かに休んでいました。

 雪が積もったところよりは水中の方が暖かかったのでしょうね。

 
     
















                2011年2月11日     奈良県大和川 雪の日の潜水橋(沈下橋)

                             







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雪と薄桃色の梅 散歩道で   「万葉集」を思う 

2011-02-11 | 乱鳥徒然 Rancho's room.





               万葉集 うめ














 ここ何年か万葉集研究の先生から万葉集や他古典を講義少なに習っていますが、なかなかむずかしいものです。

 最近ではたまたま開いたページを見て楽しんでいます。

 今日のように 雪が降ると 雪、梅を見ると 梅という具合に楽しんでみたくなるものです。

 万葉集では萩が一番多く詠まれ、つづいて梅はだそうですね。

 梅は何と119首に詠まれているそうですよ。

 

 今日は雪が降り、家族と散歩中、紅梅や薄桃色の梅を楽しむことができました。

 万葉集でも雪といっしょに詠んだ歌が多くあるらしく、今日のタイミングから考えると嬉しいです。

 

 梅といえば鶯。

 以前はわが家にも鶯が笹鳴の頃から宿っておりましたが、庭をいじってからはメジロがくるばかりで少しばかリさみしく感じます。

 

 万葉集に詠まれている梅は、白梅らしいのですがなぜでしょう。

 不思議ですね。

 

 そういうと大阪城公園の梅は一ヶ月間程楽しむことができます。

 色々な種類の梅が次々に咲き、梅香る道を歩きますとそこは鶯やメジロの楽園です。

 黄色の梅も咲き、それは美しい梅園となります。

 みなさまもご都合がつかれるようでしたら、是非大阪城の梅も楽しんで下さいませ。

 

 万葉集で梅を詠んだものは先ほども書いたように119首あるそうです。

 まだ読み楽しんでおりませんが、一覧として記録しておこうと思います。

 梅に限らず、何事にも前向きに楽しんでいきたいと思う今日このごろです。

 みなさま、

 わたくしは若輩者でございますのでお気づきの点やご意見がございますようでしたら、お教え下さいましたら嬉しいです。

 どうぞ宜しくお願い申し上げます。


       






0392: ぬばたまのその夜の梅をた忘れて折らず来にけり思ひしものを

0398: 妹が家に咲きたる梅のいつもいつもなりなむ時に事は定めむ

0399: 妹が家に咲きたる花の梅の花実にしなりなばかもかくもせむ

0400: 梅の花咲きて散りぬと人は言へど我が標結ひし枝にあらめやも

0453: 我妹子が植ゑし梅の木見るごとに心咽せつつ涙し流る

0786: 春の雨はいやしき降るに梅の花いまだ咲かなくいと若みかも

0788: うら若み花咲きかたき梅を植ゑて人の言繁み思ひぞ我がする

0792: 春雨を待つとにしあらし我がやどの若木の梅もいまだふふめり

0815: 正月立ち春の来らばかくしこそ梅を招きつつ楽しき終へめ

0816: 梅の花今咲けるごと散り過ぎず我が家の園にありこせぬかも

0817: 梅の花咲きたる園の青柳は蘰にすべくなりにけらずや

0818: 春さればまづ咲くやどの梅の花独り見つつや春日暮らさむ

0819: 世の中は恋繁しゑやかくしあらば梅の花にもならましものを

0820: 梅の花今盛りなり思ふどちかざしにしてな今盛りなり

0821: 青柳梅との花を折りかざし飲みての後は散りぬともよし

0822: 我が園に梅の花散るひさかたの天より雪の流れ来るかも

0823: 梅の花散らくはいづくしかすがにこの城の山に雪は降りつつ

0824: 梅の花散らまく惜しみ我が園の竹の林に鴬鳴くも

0825: 梅の花咲きたる園の青柳を蘰にしつつ遊び暮らさな

0826: うち靡く春の柳と我がやどの梅の花とをいかにか分かむ

0827: 春されば木末隠りて鴬ぞ鳴きて去ぬなる梅が下枝に

0828: 人ごとに折りかざしつつ遊べどもいやめづらしき梅の花かも

0829: 梅の花咲きて散りなば桜花継ぎて咲くべくなりにてあらずや

0830: 万代に年は来経とも梅の花絶ゆることなく咲きわたるべし

0831: 春なればうべも咲きたる梅の花君を思ふと夜寐も寝なくに

0832: 梅の花折りてかざせる諸人は今日の間は楽しくあるべし

0833: 年のはに春の来らばかくしこそ梅をかざして楽しく飲まめ

0834: 梅の花今盛りなり百鳥の声の恋しき春来るらし

0835: 春さらば逢はむと思ひし梅の花今日の遊びに相見つるかも

0836: 梅の花手折りかざして遊べども飽き足らぬ日は今日にしありけり

0837: 春の野に鳴くや鴬なつけむと我が家の園に梅が花咲く

0838: 梅の花散り乱ひたる岡びには鴬鳴くも春かたまけて

0839: 春の野に霧立ちわたり降る雪と人の見るまで梅の花散る

0840: 春柳かづらに折りし梅の花誰れか浮かべし酒坏の上に

0841: 鴬の音聞くなへに梅の花我家の園に咲きて散る見ゆ

0842: 我がやどの梅の下枝に遊びつつ鴬鳴くも散らまく惜しみ

0843: 梅の花折りかざしつつ諸人の遊ぶを見れば都しぞ思ふ

0844: 妹が家に雪かも降ると見るまでにここだもまがふ梅の花かも

0845: 鴬の待ちかてにせし梅が花散らずありこそ思ふ子がため

0846: 霞立つ長き春日をかざせれどいやなつかしき梅の花かも

0849: 残りたる雪に交れる梅の花早くな散りそ雪は消ぬとも

0850: 雪の色を奪ひて咲ける梅の花今盛りなり見む人もがも

0851: 我がやどに盛りに咲ける梅の花散るべくなりぬ見む人もがも

0852: 梅の花夢に語らくみやびたる花と我れ思ふ酒に浮かべこそ

0864: 後れ居て長恋せずは御園生の梅の花にもならましものを

0949: 梅柳過ぐらく惜しみ佐保の内に遊びしことを宮もとどろに

1011: 我が宿の梅咲きたりと告げ遣らば来と言ふに似たり散りぬともよし

1423: 去年の春いこじて植ゑし我がやどの若木の梅は花咲きにけり

1426: 我が背子に見せむと思ひし梅の花それとも見えず雪の降れれば

1434: 霜雪もいまだ過ぎねば思はぬに春日の里に梅の花見つ

1436: 含めりと言ひし梅が枝今朝降りし沫雪にあひて咲きぬらむかも

1437: 霞立つ春日の里の梅の花山のあらしに散りこすなゆめ

1438: 霞立つ春日の里の梅の花花に問はむと我が思はなくに

1445: 風交り雪は降るとも実にならぬ我家の梅を花に散らすな

1452: 闇ならばうべも来まさじ梅の花咲ける月夜に出でまさじとや

1640: 我が岡に盛りに咲ける梅の花残れる雪をまがへつるかも

1641: 淡雪に降らえて咲ける梅の花君がり遣らばよそへてむかも

1642: たな霧らひ雪も降らぬか梅の花咲かぬが代にそへてだに見む

1644: 引き攀ぢて折らば散るべみ梅の花袖に扱入れつ染まば染むとも

1645: 我が宿の冬木の上に降る雪を梅の花かとうち見つるかも

1647: 梅の花枝にか散ると見るまでに風に乱れて雪ぞ降り来る

1648: 十二月には淡雪降ると知らねかも梅の花咲くふふめらずして

1649: 今日降りし雪に競ひて我が宿の冬木の梅は花咲きにけり

1651: 淡雪のこのころ継ぎてかく降らば梅の初花散りか過ぎなむ

1652: 梅の花折りも折らずも見つれども今夜の花になほしかずけり

1653: 今のごと心を常に思へらばまづ咲く花の地に落ちめやも

1656: 酒杯に梅の花浮かべ思ふどち飲みての後は散りぬともよし

1660: 梅の花散らすあらしの音のみに聞きし我妹を見らくしよしも

1661: 久方の月夜を清み梅の花心開けて我が思へる君

1820: 梅の花咲ける岡辺に家居れば乏しくもあらず鴬の声

1833: 梅の花降り覆ふ雪を包み持ち君に見せむと取れば消につつ

1834: 梅の花咲き散り過ぎぬしかすがに白雪庭に降りしきりつつ

1840: 梅が枝に鳴きて移ろふ鴬の羽白妙に沫雪ぞ降る

1841: 山高み降り来る雪を梅の花散りかも来ると思ひつるかも

1842: 雪をおきて梅をな恋ひそあしひきの山片付きて家居せる君

1853: 梅の花取り持ち見れば我が宿の柳の眉し思ほゆるかも

1854: 鴬の木伝ふ梅のうつろへば桜の花の時かたまけぬ

1856: 我がかざす柳の糸を吹き乱る風にか妹が梅の散るらむ

1857: 年のはに梅は咲けどもうつせみの世の人我れし春なかりけり

1858: うつたへに鳥は食まねど縄延へて守らまく欲しき梅の花かも

1859: 馬並めて多賀の山辺を白栲ににほはしたるは梅の花かも

1862: 雪見ればいまだ冬なりしかすがに春霞立ち梅は散りつつ

1871: 春されば散らまく惜しき梅の花しましは咲かずふふみてもがも

1873: いつしかもこの夜の明けむ鴬の木伝ひ散らす梅の花見む

1883: ももしきの大宮人は暇あれや梅をかざしてここに集へる

1900: 梅の花咲き散る園に我れ行かむ君が使を片待ちがてり

1904: 梅の花しだり柳に折り交へ花に供へば君に逢はむかも

1906: 梅の花我れは散らさじあをによし奈良なる人も来つつ見るがね

1918: 梅の花散らす春雨いたく降る旅にや君が廬りせるらむ

1922: 梅の花咲きて散りなば我妹子を来むか来じかと我が松の木ぞ

2325: 誰が園の梅の花ぞもひさかたの清き月夜にここだ散りくる

2326: 梅の花まづ咲く枝を手折りてばつとと名付けてよそへてむかも

2327: 誰が園の梅にかありけむここだくも咲きてあるかも見が欲しまでに

2328: 来て見べき人もあらなくに我家なる梅の初花散りぬともよし

2329: 雪寒み咲きには咲かぬ梅の花よしこのころはかくてもあるがね

2330: 妹がためほつ枝の梅を手折るとは下枝の露に濡れにけるかも

2335: 咲き出照る梅の下枝に置く露の消ぬべく妹に恋ふるこのころ

2344: 梅の花それとも見えず降る雪のいちしろけむな間使遣らば

2349: 我が宿に咲きたる梅を月夜よみ宵々見せむ君をこそ待て

3901: み冬継ぎ春は来たれど梅の花君にしあらねば招く人もなし

3902: 梅の花み山としみにありともやかくのみ君は見れど飽かにせむ

3903: 春雨に萌えし柳か梅の花ともに後れぬ常の物かも

3904: 梅の花いつは折らじといとはねど咲きの盛りは惜しきものなり

3905: 遊ぶ内の楽しき庭に梅柳折りかざしてば思ひなみかも

3906: 御園生の百木の梅の散る花し天に飛び上がり雪と降りけむ

4041: 梅の花咲き散る園に我れ行かむ君が使を片待ちがてら

4134: 雪の上に照れる月夜に梅の花折りて送らむはしき子もがも

4174: 春のうちの楽しき終は梅の花手折り招きつつ遊ぶにあるべし

4238: 君が行きもし久にあらば梅柳誰れとともにか我がかづらかむ

4241: 春日野に斎く三諸の梅の花栄えてあり待て帰りくるまで

4277: 袖垂れていざ我が園に鴬の木伝ひ散らす梅の花見に

4278: あしひきの山下ひかげかづらける上にやさらに梅をしのはむ

4282: 言繁み相問はなくに梅の花雪にしをれてうつろはむかも

4283: 梅の花咲けるが中にふふめるは恋か隠れる雪を待つとか

4287: 鴬の鳴きし垣内ににほへりし梅この雪にうつろふらむか

4496: 恨めしく君はもあるか宿の梅の散り過ぐるまで見しめずありける

4497: 見むと言はば否と言はめや梅の花散り過ぐるまで君が来まさぬ

4500: 梅の花香をかぐはしみ遠けども心もしのに君をしぞ思ふ

4502: 梅の花咲き散る春の長き日を見れども飽かぬ礒にもあるかも









               2011年2月11日     雪の日に散歩中 見つけた 薄桃色の梅










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雪と紅梅 散歩道で    (3景)

2011-02-11 | お出かけ





           雪と紅梅


















 

 





                         2011年2月11日   奈良 散歩道で






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雪だるま (3枚)

2011-02-11 | 乱鳥徒然 Rancho's room.






     雪だるま







 雪だるまをつくったよ

 何年ぶりかな…

 素手で雪を丸めたら、掌がまっかっか

 つめたくって がまんできなくって 丸くないね

 娘が大きいのをつくり

 わたしが小さい方をつくったんだ

 書斎から夫が笑っていたよ

 ふふ…

 わたしの方が、かわいいよね

 


















             2011年2月11日   雪の日に







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雪  2011年2月11日 (21景)

2011-02-11 | 乱鳥徒然 Rancho's room.



          

                雪







 丸まって眠るピグちゃんはいないけど、

 息子に見せたいな、奈良の雪を…。
























 


 


 


 


  


 


 







                        2011年2月11日朝10時



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万葉集ゆかりの地のひとつ、敏馬神社(みぬめじんじゃ)神戸市灘区岩屋中町 (14景)

2011-02-10 | 和歌、短歌





               敏馬神社
              
















 敏馬神社(みぬめじんじゃ)は、神戸市灘区岩屋中町にある神社。式内社で、旧社格は県社。

 国道2号と 国道43号が東から西へ1本に重なる道路に北接する丘の上に鎮座する。阪神電鉄 岩屋駅の南東約150m。

(ウィキペディア引用)




 去年兵庫県立美術館 特別展『美しき挑発 レンピッカ展』を楽しんだ後、万葉集ゆかりの地のひとつとされる敏馬神社(みぬめじんじゃ)に行きました。


 
  敏馬神社   『名越しの人形』(なごしのひとがた) 大祓人形   (5景) 

  敏馬神社   妹とこし 敏馬の崎を 帰るさに ひとりし見れば 涙ぐましも  巻3-449


 以前にも記録した敏馬神社で恐縮ですが、少し違った記録をさせて下さい。


 


 


 


  
















   



  (2011.2.10現在 ウィキペディアより ▼  敏馬神社)

祭神

敏馬は、古く、汶売、美奴売、三犬女、見宿女等の文字で書かれることもあった。
現在は素盞嗚尊を主祭神とし、天照皇大神・熊野坐神を配祀しており、江戸時代までは「牛頭天皇」と称していた。
本来の祭神はミヌメ神(美奴売神・敏馬神)であった。ミヌメ神はその神名から水神の弥都波能売神と同神とみられ、現在では境内社の水神社に弥都波能売神が祀られている。閼伽井あるいは三犬女清水と呼ばれる井戸がある。この女神の名を、敏馬とする説が有力。他に、柿本人麻呂の歌「玉藻刈る 敏馬を過ぎて 夏草の 野島の崎へ 舟近づきぬ」からの発想であろうか、藻塩を製造する時に使用する海松(ミル)からとする説もある。


歴史

『摂津国風土記』逸文に当社創建に関する記述がある。神功皇后が新羅征伐に出発する際、川辺郡神前松原(現在尼崎市の神崎もしくは豊中)で戦勝祈願したとき、猪名川上流の能勢の美奴売山(大阪府豊能郡三草山)の神が来て、美奴売山の杉の木を切って船を作れば必ず勝利すると告げた。その通りにして勝利を納めた帰途、古代には南に突き出した岬となっていた当地の沖で船が動かなくなり、船上で占いをするとこれは美奴売山の神の意志であるとわかったので、そこに美奴売神を祀ったという。これはある程度史実を伝えている模様で、住吉大社神代記にも猪名川の女神と武庫川の女神が住吉大神の気を引くために、互いに競ったことが記されている。摂津国風土記逸文に、豊受大神が丹波国に遷座する前は、摂津国稲倉山(所在不明)に居たことが記されているが、この稲倉山は猪名川上流域(豊能郡?)にあったのではないかとの説がある。
延喜式の玄蕃寮の項には、特に、新羅より賓客が来朝したとき、生田神社で醸した酒を、当地にてふるまったことが見える。難波の鴻臚館でも酒をふるまっているので、当地で酒をふるまうことは一種の儀式だった。延喜式神名帳では「摂津国八部郡 汶売神社」と記載され、小社に列している。
都から現在の大阪を経て、西国に船で向かうときの最初の宿泊港であり、西国から都に戻る時、大和を意識させる生駒山などが見え出す地でもあることから、柿本人麻呂、大伴旅人、田辺福麻呂はじめ、多くの歌人によって、和歌が当地で詠まれた。江戸時代には、俳人の与謝蕪村も兵庫の北風家に立ち寄る途中、度々訪れている。西国街道(浜街道)に面していたので、様々な遊戯施設が設けられ、陸からも、海からも、参拝者が訪れ、賑やかであった。
明治6年(1873年)8月に村社に列格し、昭和5年9月に県社に昇格した。昭和20年6月5日、戦災により社殿を焼失し、昭和27年に再建された。
本殿のある丘の下に湧水があったが、阪神・淡路大震災で涸れてしまった。




   


 

 静かな岩屋という地名の敏馬神社の境内に立ち昔のようすを思い浮かべていたわたしでしたが、一旦人通りの多いところに出るとしっかり神戸市灘区です。

 しばらく歩くだけで不思議なモニュメントに出会いました。

 見たところ有名な方の作品であろうとは思われますが………。

 みなさん、下の作品はいかがでしょう?

 どこかユニークですね。(笑み)







   




 最近わたくし万葉集を少し楽しみ始めています。

 何も知りませんので、少しずつ見て調べて遊んでいます。


 
 拙い記録を見て下さいまして、ありがとうございます。

 みなさまには心より感謝しています。
 


 ありがとうございました。









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天理大学付属天理参考館 常設展 奉納絵馬 (24枚+説明1枚)

2011-02-09 | 民俗考・伝承・講演


 上の絵馬は 『獅子優填王絵馬』(ししうてんずおうえま)奉納地未詳 慶長17年(1612)

 25、5×34、8センチ

 文殊菩薩の乗り物である獅子とその御者

 優填王を素朴に書いた絵馬。背景を牡丹とする。

 このような唐獅子牡丹の組み合わせは安土桃山時代以降に流行。

 当年は大阪冬の陣の年前。  (天理大学付属天理参考館資料より)

 


 







    天理大学付属天理参考館 常設展 奉納絵馬










 上説明文は天理大学付属天理参考館の資料の一部です。


 以前からこのブログで何度も取り上げております絵馬。

 大型奉納絵馬は多く見ましたが、かねてから書物などで見て興味を持っていました小型絵馬や 体に一部をかたどった祈願絵馬が参考館に展示されていましたので、記録したいと思います。

 小型絵馬の興味深いところは簡単な板に神を貼付けた上に気軽に絵が描かれているものがあるということ。

 江戸時代には比較的裕福な家での大型絵馬奉納が流行りましたが、地域の方が絵馬に祈願を託して近くの神社等にこういった手づくり絵馬を奉納していたのかと思うと、興味深く感じます。





  

 

 

 鳥居型絵馬
  

  

 八ん目→病ん目    池袋の鬼子母神神社でも見た柘榴
            子宝吉祥として中国でもあがめられている。

 

 色々な書物で取り上げられている鯰絵の絵馬。

 夫婦円満には二匹、安産には三匹描いて奉納。

  

 

 

 

 

 


 以前の祈願奉納品記録

 天理参考館でみた祈願奉納品としての土団子の意味 と 祈願奉納品  (15枚)




 


 みなさま、最後まで見て下さいましてありがとうございます。

 心より御礼申し上げます。







  



                   2011年2月  奈良 天理市

                   天理大学付属天理参考館 常設展 奉納絵馬






              






   追記

   お願い部分を消しました。

   リンクさせていただいているみなさまには関係のない『お願い』の部分を消しました。

   ご心配を頂きました方々にお礼申し上げます。ありがとうございます。  乱鳥





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双耳壷  (ササン朝時代イラン)

2011-02-09 | 美術・文様・展示物













 上の美しい壷は、ササン朝時代イラン

 東京国立博物館常設展で見たものです。




 日本文化に囲まれ日本生活に安堵感を感じている。

 何度かイランに行く機会に恵まれることにより、

 イスラムといった異国文化のごく一部を知ることが出来る機会に恵まれた。

 そこで得た美しいと思える物はわたしにとっては大きな存在だ。

 陶磁器は以前から好きだったが、わたしはモザイクやガラスやタイルの美しさを知った。

 これはわたしにとっては幸運。

 美しいと思えるものを楽しむことが出来る。

 そうした時間を楽しむわたしは幸せだと感じる。

 こういった自らの環境に感謝しながら、ガラス越しに異文化の偉大な美を感じ取る。

 やはり素晴らしい物は素晴らしいと感じる今日この頃。

 わたしは美しいもの、深みあるもの、尊敬に値するものに魅力を感じる。



 上の壷、本当に美しいですね…。






 みなさま

 いつもご来場下さいまして、誠にありがとうございます。

 心より感謝致します。









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徒然  女心

2011-02-08 | 乱鳥徒然 Rancho's room.



 ガラスケースの展示物をカメラで写す時に、自分が写り込まないように斜めから撮ることが多い。

 だが、複数人であ写していると、他人様のお顔が反射し写ってることがある。

 今日UPした仁左衛門山のポスターもそうだった。

 数名で写していたので他人様のお顔が複数入り込んでいる。

 その中に4、50歳の女性の顔があった。

 わたしのつい右で撮られていた方だ。

 わたしと間違われる方がおられるのではないかと言う不安にかられ、数時間後に一枚の写真を消去。

 誰も気にする人はいないというのに……

 女心、である。






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徒然   歌舞伎座の怪人か はたまた歌舞伎座のたたりか…ハーブティでもいただこう……(9景)

2011-02-08 | 舞台・音楽 雑感メモ































      

 実は先日、京都の着物美人から電話があった。

 某役者さん、今月は舞台がつらそうだとのこと。

 確かに、上手くて表情豊かで満足度は高かったが、お顔以外の動きは少し小さめに感じる。

 お昼休みに一緒にお弁当を頂いたお顔だけは存じ上げている観客のお一人は前日夜の部を見られたとのこと。

 某役者さんは調子が悪かったとおっしゃっていた。



 今までは出入待ちのファンににこやかに対応なさっておられたベテラン役者さん

 詳しくは言えないが、今までは楽屋で入り口からの出入りが多かったが、今月は初めて違う場所

 某出入り方法をとられているとのことだ。

 一二に数えられる演技のうまい千両役者さんだけに心配

 十二月の河童の代役が今となっては恨めしい。



 今月、某役者さんの調子が悪い役者さんは以前にも記録したが。

 わたしのとても好きな中村芝翫さんは入院されているし、勘三郎さんは難聴で入院されている。

 富十郎さんはお亡くなりになられたし、これで上手い役者さんたちに何かあればと思うと、悲しい気分になる。

 ご夫婦で歌舞伎座に足しげく通っていたきもの美人の友人は、事件やご病気の一連を 東京では「歌舞伎座の怪人」「歌舞伎座のたたり」と呼ばれていると教えてくれた。



 なんだか落ち着かないわたし。

 午前中に焼いたクルミのパイと新鮮なハーブティでもいただこう……









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徒然   ヒメサラレイシ  (本歌取り 本歌 駄賃)

2011-02-08 | ことのは





    


    






 クレオパトラがこよなく愛し、乱用によしたことにより激減されたと言われるヒメサラレイシ。

 ヒメサラレイシは巻貝で、今はメキシコでしかとれないという。

 近年では人工的に飼育して海に帰すと言った試みもなされる。

 ヒメサラレイシをすりつぶし染色する。日光に当たると写真のような鮮やかな紫色に染まるという。

 天理参考館で見た織物は美しい紫。帝王紫とも呼ばれる。

 次回天理参考館の特別展はメキシコ。

 こういった染色織物も多く展示されるのだろうか…。
 
 そんなことを考えながら、魔力を持ったような色合いに変化するヒメサラレイシにどこかひかれていた。




 上のように書いたのはつい昨日の夜のこと。

 クレオパトラの一因もあってか、メキシコでも数少なくなったというヒメサラレイシで遊んでみた。
 



    本歌取り     


    オシャレクレオ
    パトラモテモテ
    カザヌレド
    イマサラヒメサラ
    レイショカイナシ

    ほんとだね
    かなしいね


    本歌


    しほのまに
    よものうらうら
    たづぬれど
    いまはわがみの
    いふかひもなし

    ほんとだね
    せつないね


    駄賃


    クレオパトラか楊貴妃か
    和泉式部か小町か乱鳥……     
    並べればホラ貝と化する みだれどり
    ちーーん
 
  




















コメント (4)
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徒然

2011-02-08 | 舞台・音楽 雑感メモ

      (人それぞれといっているような道頓堀ホテルのモニュメント。楽しいね。)











 昨日道頓堀に行く。

 芝居前、いつものようにぷらぷらと歩いてまわっていた。

 御堂筋の大通りを渡り、御堂筋商店街を少し歩くとこんなホテルがあった。

 その名も何と、御堂筋ホテル。

 なんて オサレ!! ではないか。(笑)

 気を良くしたわたしは、写真に収める。

 これでよし。




 昨日は多くの方に声をかけていただいた。

 劇場内ではいつものこと。

 だが、昨日は少し過激だった。

 芝居の話や好みの話を一方的に声をかけて下さるおばさまは二人。

 聞く耳持たんの鬼平半可通。こういった見巧者もどきは結構多いのかも知れない。

 わたしも、気を付けよ!っていうか、劇場であまり自分の好みを話さないかも…。人色々だもの、ね。

 本当に良くご存知の方は、好み或は芝居に対しての役者などでお話をされる。

 逆の場合は、他人の趣味に全く無関心で否定的だ。(爆)


 

 中でもひとりのおばさまは半端なく過激だった。

「大阪はがちゃがちゃしたのが好きでしょう。だから、歌舞伎は流行らないのよ。大阪って歌舞伎はガラガラよね。」

 (確かに。でも、東京って人口が違うんじゃない?と、内なる声)

「大阪は吉本とかしか、流行らないのよ。ああいったのはみんな好きよね。」

 わたしは吉本は好きだが、何もかもいくことは出来ないのでご無沙汰している。がここはひとまず、はいはい、そうですかと消極的にうなずく。



「團◯郎はへたね。吉◯衛門はいいわ。菊◯郎は息子の方がいいわ。」

 多少は納得いく話が続くかと思いきや、

「幸◯郎は嫌いやワ。」

 はいはい、そうおっしゃる方は多いですがわたしは好きですと内心しかる。

 見巧者でそういった方は多いが、昔は役者声一番といって幸四郎さんの声は一番いいといわれていたこともあったんだぞ!

「ばぁかめ!」
と河内山風に相手を見定める。

 まぁ、そこまではいつもの会話と似たような感じ。

 そのあと意味のないわたしのブログのように、長ったらしく話はつづく。


「藤◯郎はだめね。」

 カチン!!!

 これは、聞き捨てならん!

「海◯蔵は上手いわよ。猿◯助劇団も最高の演技だよ。」
と、ここまで来るとあいた口がさらに垂れ下がりあごが抜けそう。

 だが、まぁ、その方の好みなんだとあきらめる。

 金持ち(ではないが)喧嘩せず……である。




 先ほどまでがちゃがちゃ大阪という表現で小馬鹿にしていたご夫人。

 東京で宝塚と野球はいかれるという。

 宝塚はいけばおもしろいだろう。

 野球もおもしろいのだろうが、それも個人の好みや価値観の違いなんじゃないと冷めてるわたし。

 歌舞伎と吉本、ロックとクラッシック、大衆小説と古典文学、

 楽しむ分にはどれだけ違うのかとほくそ笑む。

 長い間つづくのはすごいことだとは思うが、時間を楽しく過ごす分には全く同じじゃない!

 …っていうか、上を並べてみたが、歌舞伎と吉本、ロックとクラッシック、大衆小説と古典文学の中でも、歌舞伎の説得力のないこと!

 歌舞伎って 単に、娯楽なのに!!!あはは ははは はははは はははは

 おばかだね、おばちゃん^^

 そんなに価値観付けて、どうすんの?

 それより芝居中寝るのはいいけど、飴の包み紙何度も何度もがちゃがちゃしないでね。

 あと、番付ぴらぴら。今回の番付の表紙は光ったブラックだから、ライトが反射するのよ。(怒)


 

 ところでこのご夫人を含めて お話したおばさまたちに、
「あなた、関東でしょう?」
と、決めつけられる。
「関西ですよ。」

 上のおばさまは、
「大阪じゃないでしょ。」
「はぁ…」
「神戸か京都ね。」

 あはは

 黒ベースの無柄の洋服と黒髪と初対面の方には標準語だからかな?

 何となく現在は奈良とも言えず、ここはひとまずうなずいておいた。

 あはは はははは
 



 いつもこういった会話の場合は逃げるんだけど、隣席とあらば災難としてしか受け止めるしかない。

 右を見ると舞妓八人が華やいでいる。

 あちらに逃げたい!と、女性のわたしでさえ痛感した。

 あはは はははは




 芝居前にはかなりお歳を召したおじいさまからお茶のお誘いをうける。

 そのおじいさん、かなり変わったファッションで高価そうだがなんだかおかしい。

 アンゴラ風の個性的なお帽子。

 重厚な上着だが、エンブレム付き。

 なんだか、アイルランド人のような身なり。お洒落を決め込まれ、いくら松竹座の近くとはいえ、難波では浮いたファッションだ。

 喫茶店を指さし、
「あそこの店に小さな子どもが三人入っていました。わたしは子どもが好きなんです。わたしは満州生まれです。お茶、飲みませんか。」
と、長ったらしいお誘いだった。(^^)

 丁重にお断りすると、
「失礼しました。ではまた、お会いしましょう…」
と杖を少し持ち上げて、微笑んでおられた。

 世の中、さみしい方が多いらしい。




 夜家族二人にご夫人やおじいさまのお話をする。

 すると娘曰く、
「お母さん、いつもよく話しかけられてるよ。」
「ニザさん(仁左衛門 )だから、にやけていたんでしょう。いつもより笑っていたんやわ!ひとりで!」
と、ちゃかす。

 あはは そういうことかも。

 娘の言うことも遠からずかも知れないと、納得&反省。

 今日はしゃき!っと参りましょうぞ、しゃき!!っと。

 それにしても昨日の芝居は良かったと思いだすとにやけてしまう。




            あーー、スッキリ

            こりで おしゃまい





  
 




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訂正【キャンドバーンはテヘランの北西に位置するタブリーズからさらに南に約30キロ。】

2011-02-08 | イラン2007~2010(6回)




         訂正


 

 申し訳ございません。

 以前記録しましたキャンドバーンの中で間違いに気づきましたので、訂正及びお詫び致します。







      キャンドバーンはイランのシーラーズの南にあるタブリーズからさらに南に30キロ。  (誤)

    → キャンドバーンは(イランの)テヘランの北西に位置するタブリーズからさらに南に約30キロ。(正)





 


 キャンドバーン1

 キャンドバーン2

 キャンドバーン3

 キャンドバーン4













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