MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

群馬レポート オニヤンマ

2012年09月16日 | 昆虫

9月も半ばを過ぎたというのに、この蒸し暑さは何でしょうね?

前回、「なんと!‥‥‥まで。」と書きましたが、対象のトンボが別に珍しいわけではありません。

8月の始め頃、オニヤンマの複眼について、チョッピリ盛り上がったことがありましたね。

そこで、何とかオニヤンマの複眼を解像させて見たいと考え、それをやるならオニヤンマの数が比較的多い群馬のフィールドしかないと思っていました。

というのは、オニヤンマの場合、アカネ族等普通のトンボに比べて極端に留まることが少ないからです。

また、オニヤンマがいる場所は川の側が多いので足場が悪く、手持ち、三脚使用、共に厳しい状況です。

まず留まってくれなければ話にならないのですが、ここ群馬のフィールドで昨年から動きを観察していたところ、割と好んで留まる場所があることに気付きました。

多分オニヤンマがいるところなら、どこでもそんな休憩場所があるように思います。

そんな訳で、今年は見当を付けていたところで待機していると、やはりBINGOでした。v(^_^)v

でも、留まっても近くに別の個体が飛んでくるとすぐに追いかけて行ってしまうので、手早く撮る必要があります。

Blog_0039

やっと留まりました。 さすがトンボの王様、風格を感じます。 EOS7D + EF70-300mm    ISO800  1/2000  F8

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ここからが本番です。(ストロボ + ディフューザー使用、ノートリミング) 

EOS7D + EF100mm Macro F2.8L  ISO400  1/250  F16

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複眼拡大 接近するとニュートンリング(?)も出にくいようです。 ISO400  1/250  F16 

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こちらは自然光で撮影。比較してみてください。 ISO800  1/100  F11

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もう一段拡大して見ました。(900×600pix) やはり個眼はかなり小さいですね。

Blog_0074_2

自然光でも確認できますが、露出のせいもあり若干ブレが出ているようです。

これだけ被写界深度が浅く対象物が極小の撮影では、どうしてもSSを上げて絞り込む必要があるので、私にはストロボが必需品となります。

でも、とりあえず予測通りの状況でオニヤンマの複眼が撮れ、一応満足しています。

次はこれ以上の難関、ギンヤンマの複眼に挑戦してみたいです。

ギンヤンマはオニヤンマ以上に留まらないですし、間違って留まっても水の上が多いんですよね。(-_-;)

コメント (6)
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