ギンヤンマのパトロールを目で追っていた時のことでした。
ここは直径10m程の小さな池なのですが、同じように縄張りを見張っていたシオカラトンボが池の縁の草にとまろうとした瞬間!
突然『バシバシッ』と大きな羽音を出して暴れ始めました。
別のシオカラトンボと縄張り争いのバトルを始めたのかな?と思い、カメラを向けると…。
蜘蛛に捕まってしまったんですね。 ISO400 1/5000 F5.6 補正-1.7
先日のキアゲハを捕らえたカマキリも迫力がありましたが、今回もそれの勝るとも劣らない蜘蛛の狩りでした。
蜘蛛の巣に絡め取られた時点でほぼアウトですが、よく見るとシオカラトンボの後翅は既に2枚とも切り離されていました。
もう助けてあげようもありません。
ここで蜘蛛は一旦シオカラトンボから離れました。
トンボはまだ時々動きますが、蜘蛛はトンボが力尽きるのを待っているのかも…。
私も他のポイントを見に行って、約30分後に戻ってみると…。
改めてグルグル巻きにしているところでした。
これはコガネグモの仲間ですね。(帰宅後調べたらナガコガネグモでした。) ISO400 1/640 F8 補正-1.3
この大きさなら、しばらくの間食料には困らないかも知れませんね。
今回撮った中では、これが一番面白かったかも知れません。
それにしても蝶に関しては不作でした。
もちろんお馴染みのナミアゲハ、クロアゲハ等は撮れるものの、どれも翅の傷付きが大きく写真としては使えません。
一応ファイルに残したのは次の2種だけでした。
群馬ではこの時期よく見られるミドリヒョウモンです。 ISO800 1/8000 F5.6
平野部でよく見るイチモンジセセリやチャバネセセリとよく似ていますが、白い点の形がちょっとだけ違うオオチャバネセセリでした。
それにしても蝶が2種だけとは…寂しい。(^^;)
もうしばらくの間は東京でも昆虫を追いかけてみたいと思います。