急に寒くなりましたね。
もう半袖はいらないか?と思いきや、11日にはまた予想最高気温が29℃になる…とか。
昆虫の季節も終わりに近づいたので、ちょっと気になっていた撮影に再トライしてみました。
それは先月、赤城山でちょっと試して見た“フォーカスブラケット+深度合成”です。
手持ちのマクロ撮影で、この“フォーカスブラケット+深度合成”はかなり厳しいものがあることは解っています。
それでも被写界深度の浅い所を多少でもカバー出来たら有り難いので、改めてトライしてみました。
場所は自宅から歩いて15分程の畑です。
撮影機材:OM-D E-M5 MarkⅢ + ED60mm F2.8 Macro
何故かこのあたりは9月頃からトンボが目立つんですよね。
予定通り、この日も“アキアカネ”だけで無く“ミヤマアカネ”もとまっていました。
他にいないかと見回すと、丁度良い場所に“ノシメトンボ”が…。
ノシメトンボ♂ 雄雌共に翅の先端に黒色斑があります ISO200 1/400 f/5.6
雄は成熟すると、写真のように腹部の赤が暗い赤褐色になります。(雌は殆ど赤くなりません)
フォーカスブラケット撮影の設定は、撮影枚数:8枚 撮影間隔:10段階の狭い方から3段目
撮影は予想通り結構厳しく、ちょっとブレただけで前回と同じく「合成出来ません」のメッセージが出てしまいます。
何とか深度合成出来たのは30%くらいでしょうか?
その中から2回分を並べてみました。
左が普通に撮った1枚目、右が深度合成したものです。
ISO250 1/125 F/8
ISO250 1/125 F/8
写真をもう少し後の方まで使えば良かったですね。
でも、深度合成が効いているのがお解りと思います。
普通に撮ると被写界深度の浅さで、頭部の前面にしかピントが来ません。
とりあえず手持ちでも何とかなりそうですが、やはりこのような撮影は三脚に乗せるべきでしょう。
そうすればほぼ100%近く使える写真になると思います。
来年にはOM SYSTEMから “90mm Macro”が発売されるようなので、これにはかなり期待しています。
なんとか来年の昆虫の季節前には発売して欲しいですね。