MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

フォーカスブラケット+深度合成 その2

2022年10月08日 | 昆虫

急に寒くなりましたね。

もう半袖はいらないか?と思いきや、11日にはまた予想最高気温が29℃になる…とか。

昆虫の季節も終わりに近づいたので、ちょっと気になっていた撮影に再トライしてみました。

それは先月、赤城山でちょっと試して見た“フォーカスブラケット+深度合成”です。

手持ちのマクロ撮影で、この“フォーカスブラケット+深度合成”はかなり厳しいものがあることは解っています。

それでも被写界深度の浅い所を多少でもカバー出来たら有り難いので、改めてトライしてみました。

場所は自宅から歩いて15分程の畑です。

撮影機材:OM-D E-M5 MarkⅢ + ED60mm F2.8 Macro

何故かこのあたりは9月頃からトンボが目立つんですよね。

予定通り、この日も“アキアカネ”だけで無く“ミヤマアカネ”もとまっていました。

他にいないかと見回すと、丁度良い場所に“ノシメトンボ”が…。

ノシメトンボ♂ 雄雌共に翅の先端に黒色斑があります ISO200  1/400  f/5.6

雄は成熟すると、写真のように腹部の赤が暗い赤褐色になります。(雌は殆ど赤くなりません)

フォーカスブラケット撮影の設定は、撮影枚数:8枚 撮影間隔:10段階の狭い方から3段目

撮影は予想通り結構厳しく、ちょっとブレただけで前回と同じく「合成出来ません」のメッセージが出てしまいます。

何とか深度合成出来たのは30%くらいでしょうか?

その中から2回分を並べてみました。

左が普通に撮った1枚目、右が深度合成したものです。

ISO250  1/125  F/8

ISO250  1/125  F/8

写真をもう少し後の方まで使えば良かったですね。

でも、深度合成が効いているのがお解りと思います。

普通に撮ると被写界深度の浅さで、頭部の前面にしかピントが来ません。

とりあえず手持ちでも何とかなりそうですが、やはりこのような撮影は三脚に乗せるべきでしょう。

そうすればほぼ100%近く使える写真になると思います。

 

来年にはOM SYSTEMから “90mm Macro”が発売されるようなので、これにはかなり期待しています。

なんとか来年の昆虫の季節前には発売して欲しいですね。

コメント
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