MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

2019年八重山レポート その3(数多くいた蝶たち)

2019年07月06日 | 昆虫

前回、数が減ってしまった蝶をアップしました。

明らかに数は少なかったとは言え、それでもよく見かける蝶もいました。

本州産の『カラスアゲハ』と良く似ている『ヤエヤマカラスアゲハ』です。 ISO1600  1/200  f/5.6

これに混じって、時々姿を見せてくれたのが…。

『シロオビアゲハ』でした。 ISO1000  1/2500  f/5.6

 

シロチョウ系では、

島内どこでもよく見た『ウスキシロチョウ』です。 ISO800  1/2000  f/5.9

少々翅が痛んでいるのが残念です。

関東でもよく見かける『キタキチョウ』の仲間『タイワンキチョウ』です。 ISO800  1/1600  f/6.3

『キタキチョウ』と『ミナミキチョウ』、以前は一括りで『キチョウ』と呼ばれていました。

この3種、翅を閉じた状態では殆ど区別が付きません。

うっすら見えている翅の表側にある黒い縁取りの形状が、ちょっとずつ違うだけなんです。

 

そして10年前には『迷蝶』として時々やって来る程度の存在でしたが、現在は明らかにこの地で繁殖している蝶です。

『イワサキタテハモドキ』と言います。 ISO800  1/400  f/6.3

昔からいたような顔をして縄張りを主張する、結構態度の大きい蝶です。

 

最後はこれも10年前には数少なかったのですが、今回はおそらく一番数多く見た蝶だったと思います。

『ツマムラサキマダラ』の雌  ISO800  1/800  f/5.6

こちらが『ツマムラサキマダラ』の雄です。 ISO400  1/400  f/5.6

やはり雄の方が紫色は美しいようですね。

同じ紫でも『リュウキュウムラサキ』や『ヤエヤマムラサキ』はついに1頭も見ることが出来ず終いでした。

 

蝶編はこれでお終いです。

分けても2回で終わりですから、やはり撮れた数が少なかったんですね。

次回はその他の生き物です。

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今日のカワセミは、とまりものだけ。

2019年07月05日 | カワセミ

朝の内、池のカワセミはまずまずのパフォーマンスを見せてくれたらしいです。

でも私が川から移動した8時前からは、3羽のカワセミが姿を見せるのは池の外側ばかり。

飛び込んでも草の裏側になってしまうので、写真になりません。

撮れるのはとまりものばかりになってしまいます。

まあ、こんな時もあるだろう…と諦めるしかありませんね。

 

そんな状況写真を何枚か。

撮影機材:EOS-1DX MarkⅡ + EF400mm 1:2.8 ISⅢ USM + EF1.4×Ⅲ

8時01分 北東側の小池で ISO800  1/500  f/4.5

 

9時46分 待機場所の裏側 ISO2000  1/1250  f5.6

 

10時08分 珍しく池に出てきましたが、魚を捕ったのは反対側でした。 ISO800  1/1250  f5

 

10時14分 池の一番北側で ISO1000  1/800  f/5.6

(すべて2000×1500pixでトリミング)

残念ながら、本日、保存版は撮れませんでした。

11時10分終了。

 

 

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2019年八重山レポート その2(数が少なくなった蝶たち)

2019年07月04日 | 昆虫

昔々…『昭和』という時代に仕事で2回、石垣島に長期滞在(各1ヶ月半)をしたことがありました。

その時の記憶では、道端の白い花に、これも白い蝶がたくさん吸蜜をしていた記憶が残っています。

その記憶をたどって、宮仕えをリタイアしたら蝶の写真を撮りに石垣島に行く事を楽しみにしていました。

 

実際にその時がやって来て、2011年2012年と連続で石垣島に撮影旅行をした時は、30年以上前の記憶通り、蝶の楽園を見ることが出来ました。

それからほぼ毎年のように沖縄に出かけているのですが、行くたびに蝶の数や種類が少なくなっているように感じるのです。

特に2011年当時、非常に数多く見られた『リュウキュウアサギマダラ』は4日間でたった1頭しか見ることが出来ませんでした。

 センダングサで吸蜜する『リュウキュウアサギマダラ』 ISO800 1/400  f/7.1

それと、いつも沖縄に来た事を感じさせてくれる蝶、『オオゴマダラ』の数も激減!

6月26日 日本最大種の一つ『オオゴマダラ』 ISO800  1/640  f/5.6

いつも蝶をたくさん見ることができた場所には、幼虫の食草である『ホウライカガミ』があるのですが、今年は“剪定?”されて葉が殆どありませんでした。

(この『ホウライカガミ』を幼虫の餌にしている蝶は他にもたくさんいるようです。)

同じ場所にあり、様々な蝶が入れ替わり立ち替わりやってきていた『デュランタ』の木、これも根元から50cmくらいのところでバッサリ。

もちろん、これだけでは島中から蝶が減ってしまった理由には全くなりませんけどね。

実際2011年に同じ場所で撮ったオオゴマダラはこんな感じでした。

2011年 6月30日   どうですか?これだけでも数の多さがお解りと思います。 ISO1000  1/80  f/11

 

次も、8年前にはかなり目立って多かった『スジグロカバマダラ』です。

6月29日 9時55分 ISO800  1/3200  f/5.6

この蝶も4日間で見た回数は二桁まで行きませんでした。

今回、撮影日数4日で撮影枚数が900枚足らずと言うのは、あまりに少ない気がします。

 

それでも元々出現率が低い蝶では、あまり少なさを感じなかったものもいました。

毎回、会えるのを楽しみにしている大型のシロチョウ、『ツマベニチョウ』です。

私には、これぞ沖縄の蝶!というイメージなのですが…。

6月29日 11時51分 赤い花が好きらしく、このサンダンカハイビスカスなどで吸蜜している事が多いようです。 ISO400  1/1250  f/6.3

 

それから唯一、初撮りが出来た蝶がいました。

6月26日 10時38分 小型のシジミチョウ『ルリウラナミシジミ』です。 ISO800  1/800  f/6.3

翅を閉じていると地味なのですが、翅の表は名前の通り鮮やかな瑠璃色をしています。

 

2011年以来、沖縄に行くのは“6月の最終週”または“7月の第1週”と決めているので、撮影時期が違う…と言うことはありません。

これだと来年も続けて来ても意味が無いかな?と思い始めました。

もしくは時期を大きく変えて10月頃にするとか…。

でも、さすがに体力の衰えを感じるようになったので…来年はどうなるでしょうね?

 

もちろん今回撮ったのはこれだけではありませんから、あと2回程ネタ出しをするつもりです。

 

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新発売の MC-20 + M.Z D 40-150mm 1:2.8 PROで、プロキャプチャーモード撮影

2019年07月03日 | カメラ関連

本来なら『八重山レポート その2』だったのですが、貴重な梅雨の中休みとなったので、OLYMPUS から新発売になった MC-20 のテストレポートに変更です。

MC-20と40-150mmの組み合わせに期待するものが結構大きかったので、早めにテストをしておきたかったのです。

折角なので、まだ中途半端な結果しか出ていない“プロキャプチャーモード”も再トライです。

今日はプロキャプチャーモードで撮影するにはカワセミの出もまずまず。

飛び込みは二の次で、飛び出し用のモードの設定は “15枚/秒” で 記録はシャッターから“8枚戻りで記録”という設定です。

解りやすいように各4~6枚を飛び出し方向に並べて合成してみました。

1回目 8時21分 ISO800  1/1000  f/5.6

 

2回目 8時24分 ISO800  1/1000  f/5.6

 

3回目 8時37分 ISO800  1/1000  f/5.6

この後、ピラカンサ池に移動。

 

 

4回目 8時58分 ISO640  1/1250  f/5.6

あまり苦労しないで飛び出しが撮れるのは、非常に有り難いですね。

 

このまま飛び込みまで追いかけてみましたが、水出ショットにはちょっと遅れました。

8時58分 ISO640  1/1250  f/5.6

 

8時58分 そのまま欄干に花バックで…。 ISO640  1/1250  f/5.6

 

ドアップ撮影は試してみませんでしたが、この MC-20、解像度などに関してはまったく問題なさそうです。

AFの速さも充分ですし、とりあえず不安無く使えるようです。

40-150mmが80-300mm、換算値160-600mmで通しのf/5.6ですからね~。

私の本命、昆虫撮影と野鳥撮影、両方に使える万能選手です。

ただ、石垣島にも持っていた LEICA 100-400mm と完全に被ってしまいました。

どちらも良いレンズなので…どうしましょう???

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