「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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行政…。

2009-06-14 | ●介護録(~2015.2月)

( ̄◇ ̄;) 
うちはアパート、階下に物音や母を怒っている声が聞こえている
隣近所も含めて、介護虐待だと通報されるかも、と考えたことはある

ただ、暴力には至ってないから
母を緊急避難させる…とか、そういう具体的な動きにはならないだろうな~
なんてお気楽に思ってた

でもどんぐりさんのコメントを読んで
仮に一度でもそういうことがあれば、以後、危険な介護者としてマークされるんだ…と思い、怖いな~と思った

在宅介護していたら、怒鳴ることなんて普通にある
でも、介護経験のない人にしてみれば
怒鳴り声だけで十分に介護虐待…と感じ、通報することは正義と思ってるかも

通報義務が言い出された時、家族介護者を追いつめるだけと確かに思ったんだ
TVで誰かが、在宅介護は密室だから、風通しよくしなきゃ…と言った
キツイ言葉……密室だってさ
なんなのよ、ソレ
私たち、密室○○の犯人?

行政って、何かあってはいけない…と、考える
あれば、行政の責任を問われかねないから

そして思い出すことがある(以前にも書いたけど)

認定前、
母をなかなか病院に連れて行けなくて、徘徊していたし、身も心もボロボロだった

やっとの思いで市の保健課に電話し保健師と会って話した
でも、結論は「とにかく受診してください」だった

そのあと精神科の家族相談にも行った
「受診しやすくなるまで待つのも手ですよ」医療ソーシャルワーカーはそう言った
それはつまり進行するのを待つということ?
病院に行きやすくなるまでその日まで独りで母の徘徊に付き合えと言うこと?

もう、そこで私のエネルギーは完全に切れました

後にお世話になるニチイケアセンターに先に連絡していれば良かったのだけど
あの時の私は、受診し介護認定を受けて初めてそういう事業所に連絡出来るものだと思っていた………情報不足なのか私の認識のなさなのか…

こうして、頼みを綱を全て断ち切られた私は、母の徘徊に付いて歩いていた
時に泣きながら…
母のことは、近所も気付いていて気に掛けてくれてはいた
そして、ある日、町内会長の奥さんと、母の後を歩いている私は偶然鉢合わせた
奥さんは「市に言ってあげる」と私にいったけど
「保健課に相談したけどだめでしたから」と断るように形になった
でも、旦那さん(会長さん)が結局電話してくれた
たらい回しにされたらしいけど、高齢者福祉課に話が回った

そこからはアッという間に全てが動いた

保健師が訪ねて来て、ニチイケアセンターにはもう連絡が付いていて
担当ケアマネも決まり、○○病院のデイケアに通いなさいと保健師に言われた
何もワカラナイ私は、言われるがままだ

とにかく早い…
保健師は母のデイ初日にも様子見に来た
随分親切だな…と思った

…………なぜ?

その答えはしばらくして出た

夏が過ぎて秋になると、その保健師は「老健に入れなさい」と言ってきた
命令なんだ、この人はいつも(ベテラン保健師)
理由は「冬の徘徊は危険だから」だった
母は介護度2
私の中では釈然としないものがあった
でも、知識も経験もないから、そういうものなのだろうか?と考えた
そこに入れたら進行するのではないかという恐怖もあった
悩む私を無視して、保健師は見学の日を決めてきた

見学した時間帯のせいなのか、車イスやイスに腰掛けた高齢者はただボッーと
話もせず、そこにいるだけ
ここに介護度2の元気な母が??
驚いたことに、「見学」のはずが、スタッフから書類が渡されて……
そう、すでに「入所」することになっていたのだ

この保健師はなんなんだ?
でも、ケアマネも何も言わないし、保健師の判断が正しいのだろうか?
後で分かったんだけど
私はケアマネが何も言わないので、正しい判断なんだな…と思い
ケアマネは、保健師と私の間に信頼関係があり納得しているのだ…と思っていた
のだった……アララ
結局、書類は受け取り帰ってきたけど、決心がつかずに書類を出さなかった

この一連の騒動の時に保健師が私に言ったんだ
「老健に入れれば安心だし、近所の人に文句を言われないですむてしょ」

ここまできて私はやっと分かった

町内会長の市への電話は「善意」だったのに市は「苦情」と受け取ったということに
だからこその素早い対応だったということに
そして
冬の徘徊は危険だから老健へ…ではなく
事故でもあればまた苦情がきて責任を問われるから老健へ…だったことに

「まだ在宅出来ると思うんですけど」と言った私に
「ダメダメ、ムリムリ」と言いはなった理由も、とにかく安全地帯に隔離して
何事もおこさせるな…ってことだったんだよね

私はそんなこんなで行政不信なんです

若年性認知症の介護している方が、困り果てて市に相談した時も
「若年性を受け入れるところはありません」の一言で切り捨てられたと聞いた
後に、その方は風の噂に「ニチイはとても親身になってくれる」と聞いて
うちの担当ケアマネさんの所属するセンターに泣きながら電話してきたそうだ

どうして「難しいですが、いくつかあったってみます」って言えないんだ?
そういう努力をしてくれないんだ?
私の時だって、なんで最初に相談した保健師は
高齢者福祉課や介護福祉課のことをおしえてくれないの?
ケアセンター等にすぐに相談してみることを勧めないんだ?

相談窓口で突き放されたらホントに気持が萎えしまう
次のコトを考えるエネルギーなんた残ってないのに………

窓口には、専門家より介護経験者が必要だよ