「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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介護:slow good-bye

2013-07-18 | ●介護録(~2015.2月)

火曜日、老健へ。
体調不良で間があいたわりには洗濯物がたまっていなかった。
……洗濯物のタイミング………ワカラン。

この日の母は、めちゃくちゃ姿勢がよかった。
まっすぐ。
食事前から食後まで。

どした?

よく笑う。なにやら声も出る。

しばらくして気づいたみたいに私を見て
「おっ!」というような表情を見せること数回。

「今?」と突っ込む……

ホント、言葉出なくなった……ような気がする

スタッフさんからは「さっきまでおしゃべりしてたんですよ」
みたいなコトを言われることもあるから
一日のうち、どこかで饒舌な時間もあるのだろう
当然、宇宙語、意味不明だろうけど。

………意味不明
と書いてしまえばなんてこはない。
軽く流して、認知症も進むとこんなもんよ~~
………と笑える

が、
ここのところを深く深くとらえて考えこむと

そりゃ切ない。悲しい。辛い。苦しい。

だって、以前は普通に話していたんだから
会話していたんだから
当然親だから、私の知らないことを教えてくれたし
諭されたり、しかられたりしたんだもの

こーゆー思いってのは親が高齢になっても元気でいる場合には
なかなかわからないかも。

こっちはそれなりに大人になっているのに親はいつまでも子供扱いで
いろいろ言われわれで
しかも高齢になっていろいろと面倒も抱え込んでいるというのに
子供の言う子は聞かない
そんな健康な老親は、子にとってなにかと面倒な存在だろう

母の行動障害がMaxだったころは
イライラして精神的に追い詰められているから
切なさなんて感じる暇がなかったけど
だんだんと…だんだんと……
車いすに座ってるだけ?!な認知症になっていくと
イライラすることも少なくなって
切なさ倍増。

アメリカでは認知症のことを
long good-bye とか slow good-byeとかいうらしいけど
まさしく……