今日、伯母が
京都から関東に引っ越して行った。
さびしいなー
先日会った時に
本が好きだと言っていたら
今日、仕事から帰ると
うちの玄関に
引っ越してゆく伯母からの本が4冊置いてあった。
ぜんぶ相田みつをさんの本だった
「よろしかったら読んでね
元気でね」
自分ではなかなか選ばないタイプの本。
伯母がくれたのも
なにかの好機かもね♪
相田みつをさんの本
はじめて読んでみます
たくさんの中で
この詩が印象に残る
熱い涙をこぼして
声のかぎりに 泣く
涙なんか 一滴もみせず
無声慟哭する
共に大事な 仏のはからい
狂わずに生きるための
みつを
「涙なんか一滴もみせず、無声慟哭する」
というところが、なんとも。
重厚な詩
ほんとうに悲しい時、つらい時はたぶん涙は出ない。
無声慟哭は、最大の叫びかも。
そしてなにか覚悟めいたものも感じます。
狂わずに生きるために、というのが
ことさら切実でグッときます。
(そういえば、先日
自分のバンドのライブ後
観てくれはった人に
「ある意味すでに狂っていますね」という感想をもらったなことがあったな)
パラパラ読んでいくと
伯母がフセンを貼っていた箇所がある
なんにも欲しがらぬ時が
一番強い
みつを
ああわたし煩悩いっぱい
ぜんぶ捨てることはなかなかできないけど
それを忘れた時、いわゆる「ゾーンに入る」のかも。
仕事や、ライブの演奏や
わたしがいろんなことで失敗する時
たぶん、ギラギラしすぎてる時なんじゃないかな〜
そして、みつをさんは
こんなキュートな詩も。
自己顕示
『この花はおれが
咲かせたんだ』
土の中の肥料は
そんな自己顕示をしない
おれのような
みつを