*「魁!!女塾」*

THE GOOD LOVIN’sというバンドでギターを弾いています
京都市在住

最後のプレゼント

2010年04月25日 | ★I Think・・・

そっか、もうすぐ誕生日か。
と思ってすぐに、あることに気づいてしまった。


パパが死んでから、はじめての私のバースデーだ。



もちろん毎年バースデーをパパと祝ったりはしない。
大人になってから、バースデー当日一緒にいるのは毎年その時の彼氏で
結婚してからはダンナだった。


パパは伝統的偏屈オヤジで、
わたしはつきあいかたにいつも戸惑っていた。

でも18歳で実家を出るまで
誕生日だけは必ず、判で押したように必ず
同じ店の同じケーキを買ってくれた。

めちゃめちゃ照れ屋なのに、
アカペラでハッピーバースデー トゥー ユーを歌ってくれた


パパは子供に多くを買い与えなかった。
なのに私のハタチの誕生日、突然タカシマヤに行こうと言われた。

パパに物を買ってもらうのに慣れていなかったから
びっくりして思わず遠慮したら、パパは

「ハタチを過ぎたら金輪際何も買ってやらん、だから最後のプレゼントや」

突然カルティエの三連リングを買ってくれた。


そしてその10年後の30歳の誕生日当日
パパからケイタイに電話があった。

たびたび会う事はあっても、それまでいつも実家から電話があるとすれば
いつも母からだった。
はじめてのパパからの電話だった。

「今日仕事休みか? 今から急いで四条の寺内にきてくれ」

行くとパパが居て、突然カルティエの腕時計を買ってくれた。

10年ぶりにまたもや仰天して遠慮したが

「10年前のハタチの誕生日、これからもう何も買ってやらんと言った。
でもこれは例外や。10年ぶりのプレゼントや。
ハタチ、30才…メグミが40になる頃、俺は生きてるかわからん。
だからこれはほんまに最後のプレゼントや」



そして、私は40才になるまでまだ何年もある。
だけど本当にパパは逝ってしまった


パパが亡くなって半年、
パパがいない最初のバースデーがやってくる。
わたしを生んでくれたパパがいなくなって初めて、
本当にパパとお別れしたんだなと
改めておもった。

さよならパパ
ありがとう


希望

2010年04月24日 | ★I Think・・・

昨日の金スマ、高嶋ちさ子サンが出てはった。

ちさ子サンの幼少期のエピソード、
いやぁ、もう あたしそのものやった。
兄弟をいじめてくるヤツ、よぅしばいてた(笑)。

わたし、よくドSキャラって言われるけど、
ちさ子サンは、あたしなんか足元にも及ばんくらいドSやね。
ちさ子、怖すぎる・・・


ちさ子、ドSにならなきゃ生きてこれんかったよね?」
などと勝手につぶやき、
勝手に自分を重ね合わせて観てた。

「ちさ子は、ヴァイオリンで成功して、同じ境遇の人々の希望の星になった
って字幕が出てた。


あたしは、ちさ子さんみたいに有名人じゃないから、
こんなふうに、世の中のたくさんの人に、なにも伝えられないけど。

でも伝えたい気持ちだけは忘れずにいよう。


没収

2010年03月18日 | ★I Think・・・

月曜の晩に、ある写真を探してたら、
昔の写真がたくさん出てきてなつかしくて見ました。

この画像のはピアノの発表会とおもう。
黒いスカートのがメグで、隣のチェックのともだちとは今でも会ってる。

このあたしたちのキューティクルったら
輝いてるね。


この写真から20年以上。
あたしたちは大人になって、
あたしたちのパパはふたりとももう天国へ行った。

この写真から20年以上。
あたしたちは、そりゃあ、
お互いパパに言えないこともたくさんした
(ともだちとはジャンルは違えど互角のイイ勝負だろう)。


すごい悪い子だったわけじゃないけど、
やっぱ親には心配かけたくない。

今現在でも天国のパパに言えないこと、あるなぁ。
パパが生きてたら、間違いなく殺されてる。
ま、そんなことのないひともいないよね。


この写真、「ウチらキューティクルすごい」って
ともだち本人に写メで送ってみた。

そしたら「爆笑」と返信。


そのあと
「天国のおとうさん、親不幸な私たちをお許しください
きっと罰としてスーパーキューティクルを没収されたんだわ軽く自己嫌悪(笑)」

って返信返ってきた。



そして私は今日、
没収され失われたキューティクルを修復すべく(?!)
アベ・ヘアワークスさんへ予約の電話をした。


5年後

2010年03月15日 | ★I Think・・・
こないだね、5年後の或る日の約束をした。

5日後じゃない
5ヶ月後じゃない

5年後、よ?


なんかいいよね、5年後に約束があるっていうことが。

いまは、いろいろあってすごく悲しいけど、
泣いてる場合じゃなくてがんばっていかないといけないけど、
それがいつまで続くのかわからないけど。
途中でくたばるかもしれないけれど。


でもあたし。
5年後に約束があるんよね。
だから、それまでちゃんと生きていないと。

5年後に、メグさんを絶対、
安居酒屋じゃなくて
高級レストランのフルコースディナーに招待しますだって。

いいよね、5年後に約束があるっていう事が。

そうやって元気づけてくれてありがとう。

そのひとを知る

2009年10月28日 | ★I Think・・・

わたしの知っているひとが
怒ってるのを某所で偶然見かけてしまった。

見かけただけで、
それはわたしには
全然関係ないことなのだけど。


怒ってるといよりも、
紳士的に苦情を呈してる感じだったけど。
しかも相手が大人げなかろうが、
その人はめちゃめちゃオトナやった。


お会いした時やWEB上ではとても温和なその人が
気分を害しているのを
わたしは今まで一度も見たことなかったんだけど。

それを見て
やっぱりこの人は良いなぁ」と思った。


人が怒ってるというのに、
我ながら何を呑気に「良いなぁ」やねんというか、
実に不謹慎だなぁ。


でも、怒りにはその人自身が
いちばん表れる気がするから。

果てしなく、
そのひと自身だと思うから。


楽しい気分って
わりと誰とでも共有できる気がする。

でも何に対して怒るのか。
それは、ものすごくパーソナルなことで、
人によって全く違うことだから。
何を大事にして生きるか、が
垣間見える気がするから。

笑っている時の何倍も、
怒ってる時にこそ
そのひとを少し知っていくのだなぁ
という気がしてならない。

とにかく、良いなぁと思ったー


光と影

2009年10月21日 | ★I Think・・・

最近そんなことをよく思う。


いつも光にだけ照らされている人なんていない。
影のない人生なんてない。

いかにも恵まれた幸せに見えても
その陰にはどんなに苦労があるか。
そしてどんな努力の上に成り立った幸せであるか。


誰かを
いいなぁうらやましいナと思うことは
その影を想像するイマジネーションが足りないということだ。


誰でもバックヤードがあって
そこでいろいろ手を尽くしてる。
汚れた足を洗っている。

だから、今日のこの晴れた空のように、何も嘆くことはない。
と自分に言い聞かせる。


今日もたのしく行こう


☆…★...☆★。。.・・

昨日(今日か)の真夜中、
オリオン座流星をみました。

0時にお風呂に入って、髪乾かして、
1時に自販機でジュース買って。

そのまま空を見てたら
 東の空の低いところにひと粒だけ、
キラーっと流れた きれいだった。


バックグラウンド

2009年08月16日 | ★I Think・・・

幸せの絶頂(←だってさ)にいる人って

ときにめちゃんこ残酷だよな?

幸せの金の斧で
笑いながら何度も他人をバッサリ。

ギャーヾ(゜д゜;)

もぅホラーよ
しかも悪気これっぽちもなしだし。
怒れないし。

でもどうせなら、
いっそ悪気をもってヤラレたほうがよっぽどマシだわ

おんなのひと。

慎みを持とうぜ、女ならもっと。
って私が言うのもアレだけど。

自分がいま幸せか、とか。

そんなの意識しないし定義なんてないけど、

もしもいつか私が
なんか知らんが幸せの絶頂とやら
におる日がもしいつかやって来たとしても、
ああいうふうにはなりたくない。

たとえばよ。
もしも友が狂ってみえたとしても、

人には、他人の想像の及びもしないバックグラウンドが存在する。

たとえそれを想像できなくても、
想像してみる心を失ったら

それはもう
愛とはかけ離れる気がするんだわ。

ぜってー忘れないようにしよう、
ちっぽけな自分の想像し得る範囲の事象のなかで
友は生きているわけじゃないんだと。

友には友の
バックグラウンドがあることを。


昔むかし、マリー・アントワネットは言った
「パンがなければお菓子を食べたらいいじゃない」


おばあちゃん

2009年07月31日 | ★I Think・・・

お肌のパックとか、マッサージとか

ペディキュアを塗りかえて、ラインストーン貼ったりとか、

効果を確実に出しているかは別として(笑)
お肌のお手入れを
夜おうちでお風呂上りにゆっくりやるのが好きでしょうがないんだけど、

体調が悪いと、はっきりいって
もうそれどころじゃない


でもそういう時に思い出すのが、おばあちゃん。

おばあちゃんが入院した時、驚いて駆けつけて
悲壮なかんじで病室のドアを開けたら、

開口一番
「ちょっと今すぐまゆずみ買ってきて!」と
何よりもまずアイブローペンシルを所望したおばあちゃん。

こんな時に化粧してる場合じゃない!と
家族が説得するも「絶対買ってきて」と首を横に振り

「だって、担当の先生男前なんやもん…」と
大正時代の乙女のようにはにかんだおばあちゃん
(確かにナイスミドルだった)。


入院中、いつもデカイ手鏡を枕の下に忍ばせ、
常に髪のチェックに余念がなかったおばあちゃん。
先生が来ると、ササっと手鏡を枕の下に隠し、

「あ、せんせい」とフォトジェニックなキメ顔で振り返るおばあちゃん、当時80代半ば。

この乙女度はいったい?!
とたじろいだ記憶があるけど、

「女はいつもきれいにしないといけない」
と言っていたその記憶が、いつも頭から離れない。

そういえば母も、
至近のコンビニへ行くだけでもスッピンでは行かない。


ベビベビ☆

2009年03月29日 | ★I Think・・・

今日、ベビーを抱っこさせてもらった。
バンドマンの奥さんであり
私のおともだちでもある女性の生まれて2日目のベビーちゃん


「胸がつまる」という言葉があるけど。
あれは比喩じゃなくて、
ほんとうにつまるんだわーと改めておもう。

ボールのようなコブシ大の何かがさぁ
胸から喉にかけて、きっとつまってるんだもんー。

そしてそれは涙が出そうなのと
似ているのかもしれない。

ママである彼女が、
すごく若い時に苦労をしたという話を
前にいちど聞いた事があって

不謹慎なんだけど
その時の話を思い出してしまって。

そして私の前で
ピンクの布にくるんだベビーを抱いて
パジャマのすっぴんで笑っている彼女を見て

いまこんなに幸せでほんとうによかったなぁと
思った。


じゃあまたね、って
病院を出たら
ちょうど夕暮れで
西の空がオレンジ色に染まっていて

見上げたら
その強い光が
彼女ら母子のいる病棟の壁を
オレンジ色にあたたかく照らしてた

私は夕陽に向かって歩き
アーーヴェマリーーーアーーーと
歌いながら帰った。


元カレ

2009年03月20日 | ★I Think・・・

今日、元彼をみかけた。

別れた恋人とはお友達づきあいしない。
ひさしぶりというか、10年くらいかなぁ。

相手によるだろうけど、
昔の恋人とお友達というのは、
やっぱりピンと来ない。。。


向こうは気づいてなかったし、
わぁ久しぶりだなぁと思って
普通に声をかけようとしたんだけど。


直前になって声かけるのやーめたッ
なんか、直感で。


たぶん、
すごい勝手だけど
記憶が変な風に更新されるのがイヤなんだと思う。

残念なことになりたくないんだと思う。


だってあたしの中では
映画「小さな恋のメロディー」だもん。
美化しすぎてるんだろうけど。

昔の恋人とか
憧れだった人とか

やたらと再会しない方がいい。
今どうしてるのかなんて、謎のままでいいじゃない
と、思ってる。