現在マルチエフィクターを使用しているわたしは
作ったギターの音を保存する際に、
すきな場所にランダムに保存しまくっていた。
そんなに何種類もの音を使い分けたりはしない。
でも「あの曲のあそこにはアレ!」と
ピンポイントで必要なヤツがあるだけ。
しかし最近、
スタジオでメンバーに
「ひさびさにあの曲やらへん?」と突然振られると
必要な音をすぐに呼び出せない始末。
今日、めんどくさいけど観念してエフェクターのメモリを整理。
そしたら、「なんやこの悪い音! 作ったの誰?!」な古い音が出てきて
即消去。
作った音に名前をつけて保存できるのだが、
わたしのエフェクター内には「ガンジス・リバー」
「ナマステ」
「サンセット・ドライブ」
「ナカジマ(中島)」
「Shooting Star」
「O・YA・JI」
「YO-SUKO(揚子江)」
などという名前の音が存在する。
以前は「ドライブ1」「ドライブ2」「ソロ1」などと簡単な名前をつけていたのだが、
それだと自分でどの音だったか忘れてしまうのだ。今回、新しい曲用に新しい音を作った。
私の機材には、まったく不必要な複雑な機能がたくさんついていて、
「こんな人工的なの使う人いるの?」と普段は無視しているのだが。
今回どうしてもハモりたくなって(ウチはツインギターではない)、
初めて「ハーモニスト」という自動ハモリ機能を使ってみた。
その音の名前をメンバーから募集したところ
「おすぎとピーコ」「マナ・カナ」「ザ・たっち」という候補が出て競っていたのだが、結局「ザ・たっち」と入力してメモリーボタンを押す。
そういえば。
口紅って、ピンク系なら「PK-154」オレンジ系なら「OR-289」
ローズ系なら「RS-276」みたいに事務的な品番をつけてるメーカーが多い。
今はどうか知らないけど、
昔クリニークとか資生堂の口紅には、
「SWEET HEART」「サンセット・オレンジ」など、とっても可愛い名前がついていた。名前に惹かれてよく衝動買いしてたなぁ、微妙に色合いが違うだけの似たような色を幾つも。
でも、名前があると愛着が湧くのは事実なのだ。