*「魁!!女塾」*

THE GOOD LOVIN’sというバンドでギターを弾いています
京都市在住

たくましいアイツ

2013年12月07日 | blog

息子が4才になりました。

赤ちゃんの頃から
やたらと筋肉質で
性格もやたらメンズぶる子でした。

ハイハイができるようになった生後8ヶ月頃から
抱っこを断固拒否してひとりで歩きたがり(赤ちゃんなのに…)、

母親を後追いするどころか、
「じぶんで!自分で!」と
サッサとどこへでも行ってしまう子でした
いつでも追いかけていました。


息子は
いろんなアレルギーがあり、
おともだちと同じように生活できない制限が
幾つもあるのですが。


それを気に病む時期がきっと来るだろうし、
俺だってみんなと同じがいい!!と
ダダこね、怒り、泣きじゃくる日が
いつかきっと来るだろうと

0歳の頃から思っていたし、
これからも覚悟はしているけど

今のところ
まだ、その時期は来ていません。


保育園の給食では、
みんなと違うメニューを戴いており(感謝
ひとりだけ孤独に
席を隔離されているのですが、

それを「ね、お誕生日席みたいでカッコいいやろ」と
超ポジティブ変換し、自慢しています。


また、
添加物を避けないといけないから
スーパーで出来合いのものを買ったり
外食もできないんだけど

こないだショッピングセンターで
おぉ!数年たべていないこのジャンキーなラーメン!懐かしい!
と、私が某店にツツツと惹かれていると


「えー、からだに悪いって、ママやめときって。
家帰って自分で作れって

と、親(わたし)に説教してきたり。


そして、私のいないところで
初対面のひとに

聞かれもしないのに自分から

「あのね、僕はアレルギーやから
〇〇と△△と〇〇と…は食べられない。
それから、しんどくなるから
〇〇と△△と××…も出来ないねんけどゴメンなっ、でもよろしく!」

などと、
そこんとこ夜露四苦ぅ的に自己紹介してるらしく、


また、保育園で
アレルギー食じゃない普通のおかずが
間違って配膳された事があったのですが

その時は
自分からせんせいに
「あのね、これ、食べたらアカンやつやろ?」
と聞きに行き、惨事をまぬがれていました


あんたって・・・なんでもサッサと自分でやっちゃうのね・・・


あまりに、ベビー時代から
心弱いところがないため
時に、無理をしてるんじゃないかと思うことがあります。

いうてもまだ3才だし。


「無理してないか?
悲しかったら泣いても全然かまへんし」と
よく言うのですが、

「あぁ、じゃあ悲しくなったら、
その時は泣くし、甘えてあげるわな」

と面倒くさそうにいいます


「たまには抱っこさせてよ~」と迫ると

「いや、いいわ、赤ちゃんじゃないし」と
拒否されます


ウチの子に限らず
こどもってやつは
親が思うより
なんてたくましく
ケナゲなやつらなんだろう

マザコンの気配ゼロすぎて
むしろ寂しいくらいであります。



子供は子供の人生だし
私とは別個の人格ですが
しかし、
ひとつだけ
これだけは
大人になるまでに
身に着けてほしいと願っていること。


「マイノリティになることを恐れるな。恥じるな。
マイノリティを差別する事だけはするな」

そんなこと、もちろん幼児に
切々と言葉で話しはしませんが

自分がアレルギーゆえか、
最近、もしかしてなんとなくわかってきているんじゃないかと
思うことがあります。