先週土曜日は、ブログ仲間でもあるとももちゃんの
ピアノデュオコンサートに出かけました。
とももちゃん(彼女のブログも楽しいですよ)は、クラシックからポピュラーまで、
なんでも弾きこなせる、しかもアレンジまでできちゃう多彩なピアニストです。
個人的に彼女のファンなので、楽しみにしていました。
(写真は開演前の様子。調律師さん、最後の調整に余念がありません)
前回は、すみだトリフォニーの小ホールだったのですが、
あのホールでは、2台ピアノはもったいない感じがしていました。
今回のサントリーホール・ブルーローズは
雰囲気もいいし、ちょうどいいなあと思いました。
プログラムです。
クレープス:2台のチェンバロのための協奏曲
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(連弾)
ミヨー:スカラムーシュ
PAUSE
ドビュッシー:白と黒で
レクオーナ:マラゲーニャ
インファンテ:アンダルシア舞曲より
Ⅱセンティミエント(感傷的に)
Ⅲグラーシア(優雅に) エル・ヴィト
体力的には大変なプログラムだったと思いますが、
そんなことは全く感じさせない楽しいコンサートでした。
多彩な音色で格調高く、歯切れもよくて心地よいバロック調の曲に始まり、
「亡き王女のためのパヴァーヌ」はしっとり、
そして、ピアノデュオの曲の中で一番好き!な「スカラムーシュ」は、
リズム感バッチリの息の合った演奏を聴かせてくれました。
お2人は、サクソフォンの伴奏がきっかけで知り合ったそうですが、
このスカラムーシュはサクソフォン独奏版もあるんですね。
初めて知りました。
そういえば、高校の先輩で、おそらく今は大御所の
サクソフォンがものすごく上手な方がいたな~
前半は、パニエが入ったプリンセスラインのドレスでしたが、
休憩後は、キリッとしたパンツスタイル。
ドビュッシーの「白と黒で」は、よく知られているあたたかな雰囲気は影をひそめ、
現代曲のような感じを受けました。
個人的には、大好きなバーンスタインが作曲したピアノ曲や声楽曲にも
こんな雰囲気があるなあ、と思って聴きました。
このスタイルで最後までかなあ、と思いきや、曲間で早変わり!
会場からはどよめきが・・・
黒が基調で色違いのフラメンコ風の衣装に、アクセサリーは赤。
いやー、このサービス精神には脱帽です。
最後の2曲は圧巻でした。
お2人が紡ぎ出す音楽から、
スペインの風が吹いてきたような気がしました。
アンコールは、カルメンの「アラゴネーズ」でしたが、
とももちゃん、左手で弾きながら、
右手で譜面台横に置いたタンバリンをたたくというハナレワザを
披露してくれました。
お客さまは拍手喝采・・・!もちろん私も・・・
楽しくて、そして刺激も受けたコンサートでした。
お2人ともお疲れさまでした。
私も次回のリサイタルに向けてがんばらなきゃです~