感想:カタハネ ―An' call Belle― その1

2018-02-17 13:46:39 | ゲーム(VITA)



公式サイト


過去のゲームの感想はこちら→  




《シスター》と呼ばれる人形たちが人と共に暮らす世界。
演劇祭で史実に基づいた劇「天使の導き」を披露することに決めたセロとワカバ。
しかし、悲劇をハッピーエンドに変更することが
世間から受け入れられないことと知る。




なんだか急に泣けるゲームが遊びたくなったので
新作棚を眺めてそれっぽい作品を買ってみた。
調べたら10年も前のゲームのリメイク移植なんだな。






背景すごすぎ。
テキストも読みやすい感じでいいね。
イベントの一枚グラもかなり多くて楽しい!!





ストーリーの軸になるキャラはもちろんいるのだけれど
こまめに色んなキャラの視点に切り替わるので
それぞれの心理描写が面白い。





記憶が安定しないため、この世に長く存在しているものの
言葉も行動も無邪気な子供のような人形・ココ。
こういったキャラが話の中核を担うのはお約束だよねw





ラッキースケベきた!!


元がエロゲーなのでいくつかエロシーンがあるのだけれど
完全に朝チュン状態なのがひどい。前戯くらい見せろよ!!
まあこのキャラデザにエロは求めてないけどな…。





百合あり。
こういった綺麗な世界観だと百合エロがしっくりきていい。





そして中盤に挿入される「クロハネの章」。
大国である赤の国・青の国と、その境界に位置する白の国。
三国が陰謀によって大きな渦流に飲み込まれていく。

その内容こそが演劇の題目そのものなのだけれど
善人が報われない話は結構くるな…。



ルートは全部で3つ。

それまでの伏線回収が中途半端でモヤモヤしているところへ
一気にまとめあげる最終ルート。
過去と現在が絡み合って歴史を是正するスケールの大きさ。
しかし歴史よりもキャラ同志の関係性がトーリーのメインに置かれているので
プレイヤー側で想像する余地を残してくれている。
こういう物語はほんと好き。



いやー、泣けた泣けた。
緻密な世界観が非常に上手い。
リメイクするだけの価値がある作品だった。




PCエンジンユーザーとしては
PCエンジンをギャルゲーハードに仕立て上げた戦犯
多部田俊雄の名前を見かけてギョッとした。
こいつまだ現役だったのか…。


■■■現在の進行状況■■■

オールクリア


コメント
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