感想:undertale その1

2018-06-03 12:24:20 | ゲーム(VITA)


公式サイト

過去のゲームの感想はこちら→  


世界でいちばん有名なインディーズゲーム。
UNDERTALEのVita版(パッケージ)が無事発売。

以前知り合いから猛烈に薦められたので気にはなっていたが
DL版なら1600円。steamなら1000円で買えるものに
わざわざ4000円以上払ってしまう自分の非効率癖もどうかと思うが
パッケージ版を発売するのはメーカーとしても相応の意味があるんだろうな。


そんなわけで忙しいなか時間を見つけて必死にクリアしました。




うむー。面白かった。

8ビット機のゲームを彷彿とさせるグラフィックとサウンド。
それだけでも良い意味でのチープ感を演出できているのだけれど
たまに音にエフェクトがかかったり、解像度が妙に高い絵が出てきたりすると
それだけで「うぉっ!」とちょっと驚いてしまう。

ゲーム技術におけるアウフヘーベン。
今でもレトロゲームが愛されている理由のひとつは
「当時のハード性能の限界以上」を見せてくれるからだが
それを意図的に演出として取り込んでしまうアイデアに脱帽。




翻訳もうまいことセリフがジャパナイズされてるように見える。
英語と切り替えが可能なので比較してみようかとも思ったけど
さすがにそこまでの時間的余裕と
俺自身の英語能力が厳しいのであきらめたw






戦闘も面白い。

「誰も死ななくていいやさしいRPG」のキャッチコピーのとおり
敵ごとに指定されたコマンドを選ぶことで
戦闘意欲を失わせて「逃がす」ことができる。
つまり、このゲームにおける戦闘はすべてがいわゆる特殊戦闘。
もちろん普通に戦って殺してもかまわない。
(その場合ストーリーが分岐したりもする)

日本人は型にはまったゲームが好きなので
ちょっと枠から外れた戦闘が入ると拒否反応を示しがちだけど
「そういうシステム」「そういう世界観」という前提なら
文句のつけようがない。





そしてストーリーが実にすごい。

登場するのは絶対友達になりたくないような奴らw
しかし、どこか憎めない部分を丁寧に削り出すおかげで
いつしか絆を深めてしまう展開が超楽しい。





そんなひたすら平和なゲーム。

…に見せかけて終盤は度肝を抜く展開の連続。

上げて!! 落とす!! 落として!! 上げる!!

まあ、このゲームに関してはネタバレなんてするだけ野暮。
インディーズだからこそのアイデアの詰め込み方。
海外クリエイターならではの自由な発想。
長くはないが、非常に濃密な時間だった。未プレイの人は是非遊んでくれ。


■■■現在の進行状況■■■

ノーマルルート・平和ルートクリア
トロフィー100%

コメント
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