5月2日(6日目つづき)
実はまだ竹原でやることがあって。
こちらの「伏見」さんへお邪魔してきた。
昨年ごろにこちらのマスターがうちの会社へ営業にきてくれて。
竹原から来たと聞いてこっちもテンションが上がり、
たまゆらと町並み保存地区の話で応接室で盛り上がっていたところ、
ちょうど戻ってきた社長が「いらん、帰れ!」と無理やり追い出すという
コナンの世界なら殺人事件の動機になりそうな出来事があった。
まあそのお詫びも兼ねて「竹原大好きですよアピール」をしに来ました。
無濾過純米酒オンリーという実に渋い店。こだわりが半端ない。
日本全国を回って、自分の足と舌で仕入先を決めるタフさ。
頑固親父だけあって、酒のチョイスは確かに最高。
こっちの希望に合った酒を出してくれるBAR顔負けのバリエーションまじすごい。
なにやら毎年GWにこの店でたまゆらファンの集いがあるらしく
今年はちょうど前日に開催されたらしい。うーむ、なんて惜しいニアミス。
地元名物の魚の薀蓄を教示してもらったり
常連のおばちゃんと麻雀の話で盛り上がったり
居酒屋の楽しさをしっかり満喫。
しかも結構飲んだのにかなり良心的なお支払いだった。
めっちゃいい店じゃねぇかよ!! 絶対また来る!!
非常に良い観光ができ、非常に良い酒が呑め、
夢心地で竹原を後にした。
この日の宿は須波駅。
電車で爆睡して三原駅まで行ってしまったのは内緒だ。
海沿いのビジネス旅館に泊まりたくてちょっと奮発。
真っ暗で宿の場所がまったくわからず
アパートのベランダで洗濯物を干してる人に道を聞いたら外人だったらしく
「ミギ、ジャナカッタ! ヒダリ! ヒダリ!」
とカタコトの日本語で教えてくれた。
ホテル寿恵広に到着。
女将さんが「良ければ明日、車で駅まで送りますよ」と言ってくれた。
「海を見ながら歩きたいので!」と言って遠慮したが、気持ちが本当に嬉しい。
なんで広島ってこんなにいい人ばかりなんだ。
「はだしのゲン」の町内会長とか嘘だろあれ。
非常にのんびりできる部屋。
何日も歩きづめだった疲労で、風呂に入って横になったらのび太顔負けの即落ち。
5月3日(7日目)
瀬戸内海の日の出が見れる部屋! 最高!
これを求めてこの宿に泊ったのだが、理想的なレベルで実現。
この部屋に泊まらせてくれた宿の人にも超感謝!
この周辺もすごく雰囲気のいい土地。
広島ってどこへ行っても住みやすそうで羨ましい…。
さて急いで岡山駅まで戻りバスに乗って…。
新岡山港へ。フェリーに乗船。
快晴で風の按配も調子よく、デッキから景色を眺めるのが超爽快。
フェリーのwi-fiパスワードが「2741(船酔い)」で草。