というわけで2の感想。
遊ぶ前に気になっていたのが、
前作の出来が良かったことによる「2作目のジンクス」。
作品の土台となるキャラクターたちを最初に見たとき
前作から見劣りしてないか…? という印象を抱いてしまった。
たしかに「超高校生級の○○」はネタ切れ感が強かったし
デザイン的にも前作ほどの「わかりやすさ」に徹してはいないのだけれど
いざ始まってしまえば、どのキャラもものすごく立ってるのがわかる。
さらに新キャラのモノミ(CV:貴家堂子)がモノクマの突っ込み役として登場。
大山のぶ代のインパクトに比べれば弱かったけれど
この声優にバイオレンスや下ネタを演じさせる畏れ多さに爆笑。
学級裁判のミニゲームの難度も上がって、
謎解きを考えながら反射神経を働かせるのがムズ面白い。
こちらからの論破だけではなく、相手からの反論カットインも新規で追加され
前作から続けて遊んだ身としてはめっちゃテンション上がる。
ゲームの肝であるシナリオ部分も見事にパワーアップ。
フーダニット・ハウダニット・ホワイダニットの三拍子が前作をはるかに上回っていて
色々なミステリを読んできた自分でも、うなるほどの出来栄え。
ちなみに、トリックにオカルトやSFが絡みまくっているけれど
解明に必要な条件がフェアに提示されていれば
たとえどんな設定でもミステリとしては全然成立するのだよね!!
「5章が面白い」という事前情報を得ていたのだけれど
本当に面白くてまいった。前代未聞のトリックだった。
過去のゲームをパロディにした内容がメインのストーリーに絡んだり
漫画ネタやアニメネタも相当古いものが多く
はたして、今の若者に解るのだろうかと心配せざるをえないレベル。
まあ元々パロディなんて古くてナンボみたいな側面もあるからねぇ。
これの元ネタが何かわかる人ならある程度は戦えるはず。
1のラストもトンデモだったけれど
今回のラストはさらにトンデモ。
個人的には「ナシ」。そこだけが惜しかったなあ。
1→2にかけてストーリーのインフレが進んでいるけれど
核心にはほとんど触れてないので3も問題なく作れそうだね。
ここまできっちり楽しめたシリーズは久しぶりなので今後も超期待!!
あと2のアニメ化も熱望!!