阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

大切なものを守り切る文化

2006年06月18日 10時49分57秒 | スポーツ
 「ワールドカップ、私の視点」へのコメント、ありがとうございます。

 サッカーを通して見る各国の文化や国民性を感じること、それはワールドカップの楽しみだと思います。もっともTVの報道は騒いでいる人たちを映すのが殆どで、なかなかそんな様子が伝わらないのは残念なことです。
 
 対戦国があらゆる戦術・インテリジェンスを駆使して戦う様子、そこに文化を感じるのは楽しいですね。とりわけ、弱そうな国が戦術や精神性において上回り、スター選手のいる強豪チームを倒すのを応援するのは快感です。高校野球を観る視点に近いかもしれません。

 今年のラグビー日本選手権で早稲田大学が社会人の強豪・トヨタ自動車と闘った時、遥かに大きく強い相手にインテリジェンスを駆使した展開でリードを奪い、最後は魂のタックルを連発して守り切って勝った試合には本当に感動しました。でも、日本には「大切なものを守り切る文化」が希薄なのかもしれません。後半39分から3点を奪われ惨敗したオーストラリア戦を観て強く感じました。

 守ることと停滞は対極です。本当に守るために必要なのは「打破する勇気」だと思います。政治も同じですが。

 今日は決勝トーナメントへ生き残りを賭けたクロアチア戦。過酷な内戦を経て独立を勝ち取り、民族のアイデンティティーを守った歴史を選手も経験したクロアチア。この点で勝てるかどうか、注目して観戦したいと思います。


 写真:墓地になったサラエボのサッカー場 大塚敦子氏HP(http://atsukophoto.com/photo/column4.html#top)より 


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