阪口直人の「心にかける橋」

衆議院議員としての政治活動や、専門分野の平和構築活動、また、趣味や日常生活についてもメッセージを発信します。

戦火の中で生きるということ

2006年08月05日 00時20分54秒 | 政治
 ある日、突然、自分の町が戦火に包まれることになったら、人々の生活には何が起こるのだろうか? 


 友だちと通りを、大きな声で笑いながら、何も恐れないで歩きたい
 でも、毎日のように砲弾が、私たちの町に落ちてくる、それが現実
 公園の芝生も穴だらけ
 ベンチやバラはどこへ行ったの、鳥は歌を忘れたの
 私たちは生きたい、幸せになりたい、大きな声で歌いたい
 だって、私たちはまだたった15歳
 未来が輝いているはずの15歳…

               (戦火のボスニアに住む少女の詩。西村洋子訳)



 私がボスニア・ヘルツェゴビナで活動していた時は、デイトン和平合意が結ばれて9ヶ月。すでに戦火は止んでいましたが、しかし、家という家に砲撃の跡があり、激しい戦闘がどれほど人々に恐怖を与えたのか、一目瞭然でした。

 戦火の中で生きる子供たちが、どんな思いで日々を過ごし、平和な日々を夢見たのか、これはとても心に響く詩だと思います。教員をしていた時も、たびたび引用させて頂き、学生たちとディスカッションを行ったことを思い出しました。15歳で生涯を閉じたアンネ・フランクの悲劇が繰り返されること、それは私たちひとりひとりの力で避けなくてはなりません。


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